普通、お金は、使ってしまうとなくなります。
服を買うには、お金が必要になり、お金が減ります。
食事をするにもお金が必要になり、お金が減ります。
お金の使い方には、3通りあります。
(1)生きるために最低必要なお金(食費、家賃、水道代、交通費など)
(2)公的に必要なお金(消費税、保険代など)
お金は、自分にばかり投資するのではなく、ぜひ友人にも投資することが大切です。
投資するのは、何も自分だけではありません。
友人に投資するのも、自分がきれいな心を磨くために大切なことです。
日常生活の中では、時にお金で騙されてしまうことがあります。
私は以前、タクシーで法外な金額を請求されたことがあります。
ニューヨークへ旅行に行ったときのことです。
お金を稼ぐのが、最終的な目的になってはいけません。
お金は、単なる「手段」です。
お金があるからと言って、必ず幸せになれるわけではありません。
お金には「生き金」と「死に金」の2種類があります。
お金の正しい使い方は「生き金」として使うことです。
お金を生かすためには、使うことです。
お金の流れは、血液の流れのようです。
社会全体を、体全体と考えましょう。
健康な体のためには、血行を良くすることが大切です。
お金は、単に、払う払われる関係だけでは、悲しいです。
お金は、物です。
物には、気持ちがありませんから、かっこよくお金を払うことができる人は、いつもお金に気持ちを込めることができます。
お金には、気持ちを込めることが大切です。
「ありがとうございました」と気持ちを込めることができるようになったら、今度は「笑顔」で言えるようになりましょう。
私が行っているスターバックスでは、店員さんはいつも「笑顔」でいます。
お金の価値を知るには、お金を稼ぐ経験が必要です。
子どものころは、稼ぐ能力がないため、仕方なく親のお金に頼ってしまいます。
ある程度大人になって社会経験を積むと、自分の苦労がお金に変わるときがきます。
勉強をするためには、特別、習い事に行く必要はありません。
日常生活は、大きな習い事になっています。
ただ、単なる日常生活を習い事にするためには、コツがあります。
お金の使い方は、アンバランスであることが正常です。
アンバランスなお金の使い方は、下手なお金の使い方だと思われていますが、そうではありません。
しっかり価値観のある、有意義な生き方をしている人は、お金の使い方がアンバランスになります。
お金を払うときに、偉そうな態度に変わる人がいます。
「自分は、お金を払ってやっているのだぞ。お客なんだぞ。きちんとサービスしろ」と思っているようです。
こうした態度では、サービスマンの機嫌を悪くさせてしまいます。
子どものことを本当に思うなら、財産を残してはいけません。
「財産を残すと子どもが助かる」と考えている親が、ときどきいます。
財産を残しても、子どもは助かりません。
お金は、稼ぐより使うほうが難しいのです。
お金を稼ぐためには、ただ働いていれば、生きていくだけの最低限のお金は手に入ります。
しかし、お金の使い方は、使い方しだいで薬にもなり毒にもなります。
もし、あなたの周りにお金持ちがいれば、ぜひお金の使い方を学ばせてもらいましょう。
親のお金や遺産でお金持ちになった人ではなく、自分の力でお金持ちになった人からです。
お金持ちは、お金の使い方が上手な人です。
お金持ちになるポイントは「人を楽しませるためにお金を使うところ」です。
普通の人は、自分が楽しむためだけにお金を使ってしまいます。
しかし、お金持ちの家をリポーターが訪問すると、お決まりの「お部屋の物を1つプレゼントします」というコーナーがあります。
お金持ちになるコツは「お金にくよくよしない」ということです。
お金持ちは、一見お金を水のように使う瞬間があります。
しかし、反対に、節約しているところがあります。
お金の上手な受け取り方は、受け取るときに、片手ではなく、両手で受け取ることです。
私がある日、吉野家で食事をしたときのことです。
食べ終わって、私がお金を支払うときに、店員は両手で受け取ってくれました。
お金のやりとりでは、信用が大切です。
信用を大切にしながら、お金をやりとりするときには「スピード」を大切にしましょう。
お金を返すときには、できるだけ早く返すことが大切です。
「おじちゃん、もっと安くして」
商いでは、お客さんが商品を値切るシーンをよく見かけます。
安くなるほうが、家計も助かるでしょう。
「友人」は、かけがえのない財産です。
日常生活に友人がいるかいないかで、生き方までも大きく変わってしまいます。
私は上京したとき、そばに1人も友人がいませんでした。
金銭感覚を磨くためには、クレジットカードより、現金を持つことが大切です。
クレジットカードとはいえ、本物のお金ではありません。
お金を借りるためのカードです。
やりたいことがあり、そのためにはやはりお金が必要です。
やりたいことのために、お金を稼いだり、ためたりするのは、結構なことです。
ただし、お金を持つことが、目的になってはいけません。
現金で支払うときは、優しい払い方なのに、カードで払うときには、やけに偉そうにする人がいます。
先日私はレストランで、気になる光景を目にしました。
スーツを着た紳士が、支払いのときに、急に変わります。
物に対する相場は、あって、ないようなものです。
物には値段がついています。
値段は、需要と供給のバランスから生まれた金額です。
「気持ちのやりとり」をしたいときは、割り勘をやめればいいのです。
割り勘にすると、お互いが負担を感じることもなく、たしかに楽なものです。
しかし、負担を感じない分、気持ちのやりとりも鈍くなると考えて間違いないです。
金銭感覚を鍛える方法は、できるだけたくさんのスーパーやデパートで買い物をしてみることです。
いろいろなところで買い物をしてみると、品ぞろえや値段を比べることができるようになります。
お金の感覚は、いろいろな商品を比べているうちに、だんだん身につきます。
人間はお金が大好きです。
お金持ちの周りには、いつも人がたくさん寄ってきます。
お金持ちは、ここで集まってくる人たちが、自分の友人だと勘違いしてはいけません。
お金を消えない財産に変えることが大切です。
消えない財産とは、思い出、知恵、成長などのことです。
消えないため、これを道具にして、お金を稼げばいいのです。
普通、お金は、使ってしまうとなくなります。
服を買うには、お金が必要になり、お金が減ります。
食事をするにもお金が必要になり、お金が減ります。
これは、当然のことです。
しかし、この当然のことを打ち砕く、上手なお金の使い方があります。
使ったらなくなるお金を、使ってもなくならない財産に変えるのです。
使ってもなくならない財産とは何でしょうか。
主に「知的財産」のことをいいます。
思い出、知恵、成長などです。
これらは、お金を使って買えます。
しかし、使っても使っても、一生消えてなくなることはありません。
私は、今までたくさんのお金を使ってしまいました。
親からは「湯水のようにお金を使う息子」と呼ばれています。
しかし、そのおかげで、私の中にはたくさんの思い出、知恵、成長を得ることができました。
私はお金を使ってもなくならない財産に変えていたのです。
そのおかげで、今、私は本を書くことができています。
頭の中に、たくさんの思い出や知恵があり、それらのおかげで本を書くことができています。
いくら使ってもなくならないため、どんどん本を書けます。
お金を上手に使うコツは、使ったらなくなるお金を、使ってもなくならない財産に変えることだったのです。
お金の使い方には、3通りあります。
まず(1)と(2)は、皆さんが生きていれば、必要です。
避けることができませんし、使い道も、さほど大きく変わりません。
大きく変えることができるのが、(3)です。
「自分の楽しみに使うお金」は言い換えると「自己投資」です。
自分の楽しみに使うお金と言っても、この使い方で、人生が大きく変わってきます。
たとえばペン字を習うことで、きれいな字を書けるようになりました。
すると、履歴書や年賀状をかっこよくできます。
周りの人からは、きれいな字が書けると一目置かれて評価されます。
字を書くことは、一生必要な技能です。
字をきれいに書くことを、お金で買うことができれば、一生周りの人から評価されます。
字をきれいに書くことは、使ってもなくならない本人の成長です。
これが、上手にお金を使うコツです。
私は、読書が大好きです。
本は私に、いろいろな知恵を与えてくれます。
ある日、私は人付き合いのコツを本から学びました。
上手に人付き合いをするコツは「自分から挨拶をすること」です。
これを知ってから、私は日常で心がけることで、人付き合いがうまくなりました。
これも、使ってもなくならない知恵です。
使ってもなくならない財産にしようと思ったら、まず自分に向けて投資しましょう。
自分に向けて投資されたお金は、自然と思い出や知恵や、成長になっています。
使ってもなくならない財産に変えるためには「自己投資」をすればいいのです。
お金は、自分にばかり投資するのではなく、ぜひ友人にも投資することが大切です。
投資するのは、何も自分だけではありません。
友人に投資するのも、自分がきれいな心を磨くために大切なことです。
友人の誕生日に、花をプレゼントすれば、友人は喜んでくれます。
そうすると、あなたともっと仲良くなれます。
お歳暮では、いつもお世話になっていますという気持ちを込めて、贈り物をします。
お歳暮は、お歳暮をもらうのが目的で、お歳暮を贈るわけではありません。
ただ、お世話になっている気持ちを表現したいために、贈り物をします。
その気持ちを表現することや、表現する機会がモテることは、自分にとっても「きれいな心のための栄養」になります。
その優しい気持ちは、遠回りできちんと自分に返ってきます。
きちんと気持ちが伝わっているならば、気持ちは必ず本人のところに戻ってきます。
それも、以前より大きくなって、戻ってきます。
自分のためだけにと思い、自分にばかり投資をするのはやめましょう。
人間関係では欠かせない「友人のために」という気持ちにも、お金をかけさせてもらいましょう。
人間関係にお金を使うことも、きれいなお金の使い方の1つです。
日常生活の中では、時にお金で騙されてしまうことがあります。
私は以前、タクシーで法外な金額を請求されたことがあります。
ニューヨークへ旅行に行ったときのことです。
空港からニューヨーク市内のホテルへ行くために、タクシーを探していました。
すると、待っていましたと言わんばかりに、タクシーの運転手がどこからかすっと現れました。
慣れた感じでやってきたので、私はその慣れた雰囲気から信用してしまいました。
そもそも、ここが私の失敗でした。
タクシーの中でようやく「これは大変だ」と気づきました。
タクシーにもかかわらず、タクシーらしくない雰囲気なのです。
料金メーターがなく、運転手の態度が乱暴です。
すでに高速道路を走っているため、路上で「降ります」とは言いにくい。
それになにより、運転手が怖いのです。
マフィアに関係でもしているのではないかというくらい危険な雰囲気が漂い、怖くて何も言えませんでした。
旅行ブックには「タクシーでおかしいことがあったら運転手に指摘する」とあります。
たしかにそれはわかりますが、本当に危険な雰囲気ではそれが言えないのです。
言ったら殺されるのではないかと、不安になります。
空港からホテルまで、60ドルの距離です。
案の定、250ドル必要だと言われ、法外な金額を請求されてしまいました。
金額が明らかにおかしいですが、乗ってしまったからには渡すしかありませんでした。
「命があるだけましか」と思い、言われるがままお金を渡しました。
悔しい瞬間で、今でも強い印象として心に残っています。
タクシーが去り、一気にその緊張の糸が切れて、ホテルのベッドで横になると、悔しくて半分泣いてしまいました。
お金で騙されるときは、思いきり悔しい思いを味わうことです。
お金で楽しい経験や、面白い経験を買うことはできても、悔しい経験はなかなか買えるものではありません。
この悔しい経験が、あとからとても貴重な財産となるのです。
私はそれ以来、タクシーには、注意深くなりました。
タクシーの雰囲気、料金メーターの数字の上がり方、運転手のマナーなどを、よく見るようになったのです。
騙される経験によって、タクシーを見る目を養えたと思えば、失敗経験も成長に変えることができます。
お金で悔しい経験をしたら「勉強になった」と考えましょう。
勉強できたことを次から生かしていけば、人生の中で無駄にお金を使ってしまうことは、なくなります。
お金を稼ぐのが、最終的な目的になってはいけません。
お金は、単なる「手段」です。
お金があるからと言って、必ず幸せになれるわけではありません。
世の中には、お金持ちでも、幸せでない人がいます。
大切なことは「お金持ち」より「心持ち」です。
きれいな心持ちの人になることが大切です。
きれいな心を持つことは、自分にとっても他人にとっても、健全なことです。
お金を使って直接きれいな心を手に入れることはできませんが、お金を使ってきれいな心を磨くことはできます。
靴磨きがあるように、お金は、きれいな心磨きのための「手段」として、使いましょう。
きれいな心は、いくら使ってもなくなりません。
一度きれいな心を持てば、一生涯、豊かな心で生きることができます。
友人に手紙を書くためにお金を使う。
誕生日のケーキをおしゃれにするためにお金を使う。
部屋をきれいにするためにお金を使う。
困っている人のために、お金を使う。
きれいな心は、環境や生まれつきだと考えている人がいますが、そんなことはありません。
本人のお金の使い方しだいで、心の輝きまでも、変わってくるのです。
お金には「生き金」と「死に金」の2種類があります。
お金の正しい使い方は「生き金」として使うことです。
お金を生かすためには、使うことです。
お金は、使ってこそ、生きてきます。
使ってあげてこそ、お金の存在に意味があります。
使ってあげなければ、お金がかわいそうです。
お金を貯金する人がいます。
自分には夢があり、その夢のためにお金を貯めていると言うならわかります。
しかし、問題なのは、ただ意味もなく「とりあえず貯金」と考える人です。
とりあえず貯金とは、何なのでしょうか。
とりあえずという考え方では、お金がかわいそうです。
お金は、使われてこそ、幸せなのです。
意味があるのです。
お金の使い道がなければ、使い道を探すためにお金を使えばいいのです。
あなたには、何か好きなことがあるはずです。
好きな本、好きな映画、好きな人、好きな友人、好きな旅行。
お金は「好きなこと」に使うことが大切です。
何にお金を使っていいのかわからなければ、好きなことに使えばいいのです。
そうすることで、お金の血行不良を避けることができます。
お金の流れは、血液の流れのようです。
社会全体を、体全体と考えましょう。
健康な体のためには、血行を良くすることが大切です。
それと同じように、社会全体の血行を良くするためには、お金の流れを良くすることです。
お金を貯めすぎてしまうのは、人間でいう血行不良です。
血行不良では、十分に機能を生かすことができません。
お金の流れが悪ければ、あなたの価値を最大に生かすことができません。
手に流れる血液は、手を動かすために必要な血液です。
脳に流れる血液は、脳を動かすために必要な血液です。
あなたのところに流れるお金という血液は、あなたを動かすために必要です。
血液が止まれば手や脳が死んでしまうように、あなたのところでお金の流れを止めてしまえば、あなたの生き方が死んでしまいます。
お金は、血液です。
だからこそ、お金は貯めないで、使うことで、人生が活性化されていくのです。
お金は、単に、払う払われる関係だけでは、悲しいです。
お金は、物です。
物には、気持ちがありませんから、かっこよくお金を払うことができる人は、いつもお金に気持ちを込めることができます。
お金に気持ちを込めるコツは、簡単です。
「ありがとうございました」と言うことです。
私は、よく吉野家へ食べに行きます。
吉野家では「ありがとうございました」を必ず聞けます。
お客さんが食べ終わり「ごちそうさまでした」と言って、お金を払います。
店員が「ありがとうございました」と言って、お金を受け取ります。
このやりとりが、かっこいいのです。
「食べてやったぞ。お金を払ってやる」と言うのでは、偉そうで、かっこ良くありません。
反対に「おいしいごちそうをありがとう。お金を払わせていただきます」という気持ちのやりとりは、かっこいいなと思います。
お金を払うときには「ありがとうございました」と、言いましょう。
そうすると、単なるお金の支払いが、気持ちのこもったお金の払い方になるのです。
お金には、気持ちを込めることが大切です。
「ありがとうございました」と気持ちを込めることができるようになったら、今度は「笑顔」で言えるようになりましょう。
私が行っているスターバックスでは、店員さんはいつも「笑顔」でいます。
お金を受け取るとき、コーヒーを差し出すときには、さらに「笑顔」になります。
これはお客さんの私としても、気持ちいいです。
気持ちが伝わってくるのです。
私がいつも行っているスターバックスでは、店員さんがかわいい人ですから、私は顔を赤くしてしまうくらいです。
お金を気持ちよく払うコツは「笑顔」になることです。
笑顔には気持ちがこもっていますから、お金のやりとりも気持ちよくできるのです。
お金の価値を知るには、お金を稼ぐ経験が必要です。
子どものころは、稼ぐ能力がないため、仕方なく親のお金に頼ってしまいます。
ある程度大人になって社会経験を積むと、自分の苦労がお金に変わるときがきます。
私は昔、ヤマザキパンで日雇いのアルバイトをしたことがあります。
それは生まれて初めてのアルバイトでした。
私はそのときまで、ずっと親のお金で生活していたため、お金の重みがわかりませんでした。
しかし、一度自分で働いてお金を受け取ると、お金の重みが違うことに誰もが気づきます。
私は2日間アルバイトをして、2万円を受け取りました。
この2万円が、重いのです。
「あれ、2万円って、こんなに重かったっけ?」と驚いたくらいです。
そのお金で、物を買います。
これが本当に痛いのです。
往々にしてお金とは、稼ぐときは時間も苦労も必要ですが、なくなるときは一瞬です。
この痛みをたくさん味わうことで、お金の価値がわかってきます。
お金を稼げるようになったら、払うときには親のお金ではなく、自分のお金で支払うようにしましょう。
自分の財布からお金を取り出し、痛みを感じながら、支払うのです。
親のお金のほうが楽ですが、あとあと自分の成長となるのは、自分で支払ったお金です。
勉強をするためには、特別、習い事に行く必要はありません。
日常生活は、大きな習い事になっています。
ただ、単なる日常生活を習い事にするためには、コツがあります。
身銭を切ることです。
身銭を切ると、何でも勉強になります。
今までだらだらしていたのが、身銭を切ると気持ちが引き締まってきます。
身銭を切ると、外食のときにはしっかり味を味わうことができるようになり、旅行するときにはいつもより五感が敏感に働きます。
味のないはずの水をおいしく飲めるようになります。
平凡な日々から、張りのある毎日に変わります。
自分でお金を払うことは痛いことですが、しっかり自分に返ってきます。
勉強できるのです。
習い事にお金を払いますが、日常生活にも自分のお金を払うなら、何であれしっかり学べます。
日常生活において勉強をするためには、身銭を切るだけでいいのです。
身銭を切ると、いつの間にか人生を勉強できているのです。
お金の使い方は、アンバランスであることが正常です。
アンバランスなお金の使い方は、下手なお金の使い方だと思われていますが、そうではありません。
しっかり価値観のある、有意義な生き方をしている人は、お金の使い方がアンバランスになります。
大切なことには特にお金をかける姿勢は、よくよく考えると、当たり前のことです。
映画監督は、映画のために、人一倍お金をかけます。
建築家は、建築に関連することに、人一倍お金をかけます。
歌手は、歌唱力を磨くことに、人一倍お金をかけています。
私も、本を書くためには、人一倍お金をかけています。
本を書くために、たくさん本を読み、たくさんのことを学びます。
本代は、いつもすごい金額になっています。
逆に、本以外のことには、節約を徹底しています。
私が本にたくさんお金をかけるため、親からはいつも本代のことで叱られます。
最近は、叱られても、開き直っているくらいです。
叱られてもいいから「これが好きでたまらない」というこだわりがあります。
そのおかげで、このように今、本を書くことができているのです。
あなたの夢は何ですか。
人生で、夢を実現するコツはシンプルです。
夢にお金を投資することです。
作家になりたければ、本を書くことに、お金をかけましょう。
学者になりたければ、勉強することに、お金をかけましょう。
英語での通訳者になりたければ、英語にお金をかければいいのです。
そのとき必ず、金銭感覚がおかしくなります。
お金の使い方が、アンバランスになるのです。
お金をたくさん使うところにあなたのこだわりがあり、お金を使わないところにはこだわりがないということです。
逆に、お金の使い方が平らな人のほうが、私は心配です。
お金の使い方が均一であるのは、すべてに対して、本当に力が入っていません。
「これだ」という、こだわりがないのです。
才能を見つけるコツがあります。
あなたが、無意識のうちに、使っている点です。
いちばんお金を使っているところが、あなたの才能です。
いちばんお金を使っているところは、意識的であれ無意識的であろうと、人並み以上の強い価値観を抱いているはずです。
いつの間にか、たくさんお金を使うところに、才能が隠れているのです。
お金を払うときに、偉そうな態度に変わる人がいます。
「自分は、お金を払ってやっているのだぞ。お客なんだぞ。きちんとサービスしろ」と思っているようです。
こうした態度では、サービスマンの機嫌を悪くさせてしまいます。
お金を払うときには、払う側のほうが偉いわけではありません。
情報や、物、接待を提供してくれるサービスマンも、サービスを提供してくれる大切な存在です。
この世では「お互いが助け合っている」ということに、気づきましょう。
お金は、その「仲介役」にすぎません。
単なる「手段」です。
お互いが、気持ちよくお願いし合って、サービスのやりとりをすることが大切です。
お金を払うときには「払わせていただく」というのが、正しいお金の考え方です。
払う側が、謙虚になることです。
そうすることで、お金を受け取る側も気持ちよく受け取れるし、もっとサービスをしてあげたいなと思います。
かっこいいお金とサービスのやりとりのために、お金を払わせていただきましょう。
子どものことを本当に思うなら、財産を残してはいけません。
「財産を残すと子どもが助かる」と考えている親が、ときどきいます。
財産を残しても、子どもは助かりません。
遺産は子どもをダメにしてしまう火種です。
財産を残すことで、子どもたちはお金を奪いあい、手に入れたお金によって「稼ぐ」という努力をしなくなります。
私の知り合いでも、遺産相続で大いに揉めました。
3億円の遺産相続で、子ども同士の仲が悪くなってしまいました。
裁判でなんとか収まったものの、子どもたちの関係は収まっていません。
お金でのトラブルは、人間関係を壊してしまう力があるのです。
このとき、いちばんのトラブルの仕掛け人は、3億も残して死んでしまった親です。
親がしっかりお金に対する考え方がなっていなかった結果です。
「金の切れ目が縁の切れ目」ということわざがあるように、お金には人間の気持ちを引き裂いてしまう怖い力があります。
3億も残した親は、その金銭感覚がなかったということです。
お金は残してはいけません。
私は今から親に、財産を残さないように言っています。
財産を残すお金があるなら、親が生きているうちに自分のために使ってほしいです。
旅行でも、習い事でも、道楽でもいい。
親が楽しむ姿を子が見ることで、子どもは親から生き方を学ぶのです。
お金の正しい使い方は、生きているうちに使い切ってしまうことです。
あの世にまでは、お金を持っていくことはできないのです。
お金は、稼ぐより使うほうが難しいのです。
お金を稼ぐためには、ただ働いていれば、生きていくだけの最低限のお金は手に入ります。
しかし、お金の使い方は、使い方しだいで薬にもなり毒にもなります。
あるときは、人の人生を明るくさせ、あるときは人生をダメにさせてしまう諸刃の剣なのです。
車の運転と同じように、使い方には、練習が必要です。
親は、子どもに小さいころから、その練習をさせてあげなければなりません。
お年玉を、すぐ取り上げてしまう親がいます。
「子どもがそんな大金を手にするものではありません。お母さんが預かっておきます」と言うのです。
親が、奪ってはいけません。
子どもは、小さいころから、金額は少なくていいですから「本物のお金」を持たせることが大切です。
子どもですから、使い方がめちゃくちゃになるでしょう。
金銭感覚がわかっていないため、とんでもないところにとんでもないお金を使ってしまうはずです。
苦しい経験をするのは、本人です。
親は、子どもがお金で苦しむ様子を、黙って見ていることです。
苦しむ経験が、本人の金銭感覚を磨きます。
私は子どものころから「お金は、自分の力で管理しなさい」と親に言われていました。
特にお年玉はやはり大金が突然財布の中に飛び込んできます。
私の親は、それでも決して、お金を取り上げることはしませんでした。
私は大金の管理に困り、一時期、通信販売やゲームにお金を使ってしまいました。
私には、貴重な「金銭感覚を磨く機会」です。
小さいころから、お金では損をしたり得をしたりと経験を積んでいますから、今はお金に大失敗ということはありません。
子どもには、金銭感覚を磨かせる機会を与えましょう。
金額は小さくてもかまいません。
「お金を使う」ことがどういうことなのか、小さいころから練習しておけば、大人になって間違いを起こすことはなくなります。
もし、あなたの周りにお金持ちがいれば、ぜひお金の使い方を学ばせてもらいましょう。
親のお金や遺産でお金持ちになった人ではなく、自分の力でお金持ちになった人からです。
お金持ちは、お金の使い方が上手な人です。
というより、お金の使い方が上手だったから、お金持ちになれたのです。
お金の使い方が下手な人は、たくさん稼いでも、それに見合った成長が返ってきていません。
最近は、テレビなどで、お金持ちの家の中を見ることができるようになりました。
その機会を、ぜひ活用しましょう。
普通の人とは違ったつくりや、使い方になっている部分に、ヒントが隠されています。
お金の使い方が下手だと、お金の効果も半減してしまいます。
しかし、お金の使い方が上手なら、見合った以上の効果が返ってくるのです。
少しずつ、這い上がってきた勝者なのです。
お金持ちになるポイントは「人を楽しませるためにお金を使うところ」です。
普通の人は、自分が楽しむためだけにお金を使ってしまいます。
しかし、お金持ちの家をリポーターが訪問すると、お決まりの「お部屋の物を1つプレゼントします」というコーナーがあります。
そこが、お金持ちになるヒントです。
自分が楽しむだけでなく、物を通して周りの人を楽しませるエンターテインメント性が優れているため、お金持ちになれたのです。
1つのお金で、自分と周りのみんなが楽しめれば、一石二鳥です。
「楽しい人だな」というイメージが周りに広がり、名前も広がります。
名前が広がれば「あの人に頼んでみよう」と、仕事というチャンスとして、本人のところに形を変えて返ってくるのです。
お金持ちになるコツは「お金にくよくよしない」ということです。
お金持ちは、一見お金を水のように使う瞬間があります。
しかし、反対に、節約しているところがあります。
節約しているところは、本人のこだわっていない部分ですが、大切なところはお金を水のように使っているところです。
学ぶべき点は、ここにあります。
お金持ちは、水のように使っても自分の成長の糧になっているのがわかっているので「くよくよ」しません。
お金持ちでない人は、水のように使ってしまった瞬間に「やっちゃった。本当にこれで良かったのかな」と、くよくよします。
疑っている時点で、使ったお金の効果は半減しています。
医学の世界には、プラシーボ効果を利用した治療があります。
偽薬を、患者さんにとても効く薬だと信じてもらい、精神的な治癒力を引き出していく療法です。
お金にも、プラシーボ効果はあります。
「このお金は自分のために使っているのだ。これは自分のためになっているお金だ」と信じこむと、くよくよしません。
信じ込んでいるため、本来のお金の効果がきちんと返ってきます。
もし、お金にくよくよして信じていなければ、効果のあることでも、効果が出なくなります。
それは効き目のある薬でさえ、疑っていれば、効果が出ないことと同じなのです。
お金の上手な受け取り方は、受け取るときに、片手ではなく、両手で受け取ることです。
私がある日、吉野家で食事をしたときのことです。
食べ終わって、私がお金を支払うときに、店員は両手で受け取ってくれました。
お金の中に小銭も混じっていて受け取りにくいからこそ、お金がこぼれ落ちないように、両手でお金を受け取ってくれたのでしょう。
私は、両手を使ってお金を受け取る姿に、お金に対する気持ちが伝わってきました。
両手を使ってまでして、気を使ってお金を受け取ってくれると、お金に対する謙虚さが見えてきます。
「お金に対して、ありがたい」という気持ちが、お金を渡すこちらにまで伝わってくるのです。
お金に対して、偉そうな人は、お金のやりとりを片手でやってしまいます。
お金に対して、ありがたみを感じている人は、お金のやりとりで両手を使います。
名刺のやりとりでも、両手を使うのがかっこいいように、お金のやりとりでも、両手を使うのがかっこいいのです。
お金のやりとりでは、信用が大切です。
信用を大切にしながら、お金をやりとりするときには「スピード」を大切にしましょう。
お金を返すときには、できるだけ早く返すことが大切です。
お金を払うときも「あとから払う」より「今すぐ払う」というほうが、信用が感じられます。
お金を支払うときには、クレジットカードより、現金のほうがお店の人は喜びます。
クレジットカードでの支払いは、かっこいいですが、そのお金は「一時的に借りているお金」です。
払う時点では、まだ本人の財布からお金を出したことにはなっておらず、他人の財布からお金を借りていることになります。
少しでも支払いは早いほうが喜ばれるのです。
「信用=スピード」です。
お金のやりとりは、早すぎて困ることはありません。
むしろ早ければ早いほど、お金で信用までも買うことができるのです。
「おじちゃん、もっと安くして」
商いでは、お客さんが商品を値切るシーンをよく見かけます。
安くなるほうが、家計も助かるでしょう。
しかし、値切るときには、落とし穴があることに気づきましょう。
値段を安くしたとき、売り手の気持ちも一緒に値切ることになります。
売り手は心の中で「私の気持ちがこもった大切な商品なんだ。安くしろと言うなら、適当にしてしまえ」と思っています。
適当にされたことで、商品の価値が下がってしまうのです。
新しい家を建てるときに、値切ってしまうと、大工のおじさんたちの態度が全然違います。
「値切られた。じゃあ、こっちも家を適当に建ててしまえ」となります。
これでは、お金を値切ったところで、商品の価値が下がるなら同じことなのです。
こんなときには「おまけ」をしてもらえばいいのです。
「おまけ」は、商品とプラスアルファの商品です。
おまけをしてもらえると、得をした気分になります。
私が今使っているノートパソコンを買うときも、値切らなかった代わりに「おまけ」をたくさんしてもらいました。
当時30万円のノートパソコンでしたが、たくさんのおまけのおかげで、2万円くらいを、ただでいただいていることになりました。
これも1つの賢いお金の使い方です。
値切るときには、相手の気持ちも値切っていることに気づきましょう。
値切るのではなくて、代わりに「おまけ」をしてもらえばいいのです。
「友人」は、かけがえのない財産です。
日常生活に友人がいるかいないかで、生き方までも大きく変わってしまいます。
私は上京したとき、そばに1人も友人がいませんでした。
初めての地ですから、当然です。
そんなとき、両親が「お正月に帰省してはどうだ」と、提案してきました。
自分の住まい探しや職探しにちょっと疲れ気味だったので喜んでいたのですが、あることに気づきました。
正月1、2、3日は、銀行や郵便局が閉まっていて、お金を引き出せないのです。
お金がないため、何もできません。
私は、本当に困りました。
「こんなときに、お金を貸してくれる友人がいてくれたら助かったのにな」
そう思いました。
友人は「信用」で、お金を貸してくれます。
それに、友人には、お金ではとうていできない不思議な力を持っています。
友人には、悲しみを半分に、楽しみを2倍にする力を持っています。
友人がいれば、人生の悲しみを半分に、人生の楽しみを2倍にしてくれるといっても過言ではありません。
たった1人でいいですから「友人」がいることで、毎日が楽しくなります。
お金を持っているときには、自分のところに人が集まってきます。
しかし、本当の友人は、自分が一文無しになったときにこそ、そばにいてくれます。
そんな友人と一緒に旅行や、食事をしたりするのには、私はお金を惜しみません。
上手なお金の使い方の1つです。
自分の力では、どうにもできないことを、友人が喜んで助けてくれることに、私はいつも感謝しています。
金銭感覚を磨くためには、クレジットカードより、現金を持つことが大切です。
クレジットカードとはいえ、本物のお金ではありません。
お金を借りるためのカードです。
本物のお金ではないため、金銭感覚は鈍ってきます。
金銭感覚を磨くには、現金を持てばいいのです。
現金を持って歩くと「あと財布の中にどのくらいのお金が残っているんだろう」と考えます。
この「考える」が貴重です。
金銭感覚を磨くためには、考えることが必要なのです。
できるだけお金の感覚を磨くために、お金を考える機会を持ちましょう。
お金について考える機会は、たくさんあります。
自分が汗水流して得たお金をいただくとき。
自分のお金で支払うとき。
財布を落としてしまったとき。
お金を拾ったとき。
カードではなく現金を持つとき。
たくさんの場面があります。
私の場合は、現金で物を買うときに、いつもお金に感謝してしまいます。
東京で暮らしていると、本当にお金がなくなるのが早い。
籠をレジに通すたびに驚いて、商品を袋に入れながら「高いな。どうやって生活しようかな」と考えます。
今はクレジットカードを持っていないため、すべて現金です。
現金を触っているおかげで、私の場合、いい勉強になっているのです。
やりたいことがあり、そのためにはやはりお金が必要です。
やりたいことのために、お金を稼いだり、ためたりするのは、結構なことです。
ただし、お金を持つことが、目的になってはいけません。
お金を持ったところで、その人は偉いわけではありません。
お金持ちは、すごい人だと思っている人がいます。
お金持ちがすごいと思われるのは、お金を持っているからではなくて、お金をたくさん稼ぐ能力があるからです。
逆に、お金を持っていても使い方を知らないと「お金を持っている人」ではなくて「お金にもたされている人」になります。
お金は単なる「手段」と考えることです。
「お金を持っていても大金を持ったまま死ぬのでは、お金の使い方を知らないことをひけらかす、恥ずかしい行為だ」
と、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは言っています。
お金を使えない人は、愚かな人なのです。
お金を使えるようになりましょう。
「もったいない。節約」と言っている人は、お金の使い方を知らない人です。
節約ばかりしてしまうと、使う前に、死んでしまいます。
生きている間に、どれだけ自分の人生を楽しめるかが大切です。
楽しんでこそ、明るい人生です。
自分が楽しめるお金の使い方なら、すべて正解なのです。
現金で支払うときは、優しい払い方なのに、カードで払うときには、やけに偉そうにする人がいます。
先日私はレストランで、気になる光景を目にしました。
スーツを着た紳士が、支払いのときに、急に変わります。
クレジットカードを店員に投げているのです。
軽く投げる一瞬のしぐさですが、急に雰囲気が変わるのです。
「この人は、サービスとお金に、感謝していないんだな」と思いました。
お金を投げて渡すのは、品がありません。
本人はそのつもりがなくても、そういう印象を相手に与えてしまうのです。
店員も、むっとしていました。
軽くて薄いカードだからとはいえ、乱暴に扱っていいわけではありません。
軽くて薄いカードだからこそ、より丁寧に扱いましょう。
カードを差し出しながら「お願いします」と言ったり「おいしかったです」という言葉があると、相手も喜んでくれます。
気持ちよく食事を終えられます。
丁寧にカードを手渡している人は、サービスにもお金にも感謝している人なのです。
物に対する相場は、あって、ないようなものです。
物には値段がついています。
値段は、需要と供給のバランスから生まれた金額です。
しかし、物の本当の価値は、あなたが決めることです。
あなたにとって大変な価値のある物なら、値段が高くても「安い」と感じます。
あなたにとって、まったく価値のないものなら、値段が安くても「高い」と感じます。
物に対する相場は、あって、ないようなものなのです。
本当の価値を決めるのは、あなたです。
あなたが、手に入れようとしている物に対して、どれだけの価値を持っているかが大切です。
値段のことは、あとから考えればいいのです。
物を見るときに「自分にとっての価値」を考えましょう。
どうしても必要で価値のあるものなら、値段が高くても、払う価値があります。
「気持ちのやりとり」をしたいときは、割り勘をやめればいいのです。
割り勘にすると、お互いが負担を感じることもなく、たしかに楽なものです。
しかし、負担を感じない分、気持ちのやりとりも鈍くなると考えて間違いないです。
韓国には、割り勘という習慣はありません。
お互いのどちらかが、すべてを払います。
もし大勢なら、いちばん年上の人、最も地位の高い人が、すべて払います。
誰か1人が負担を負うことでたしかに痛いことですが、お金に対する感覚は敏感になれます。
たくさんの金額がなくなる代わりに、たくさんのサービスを提供できた、楽しんでもらうことができたと考えられるようになります。
自分の金額と気持ちとで、バランスを取るようになるのです。(お金=気持ち)
割り勘をやめたことで、気持ちのやりとりができるようになります。
おごってもらったら「次は私が払います」と言えばいいのです。
食事でお返しできなければ、お金でない何かをお返ししましょう。
割り勘をやめることで「お金のやりとり」から「気持ちのやりとり」ができるようになるのです。
金銭感覚を鍛える方法は、できるだけたくさんのスーパーやデパートで買い物をしてみることです。
いろいろなところで買い物をしてみると、品ぞろえや値段を比べることができるようになります。
お金の感覚は、いろいろな商品を比べているうちに、だんだん身につきます。
私の母は、金額にはとてもうるさいです。
私の実家は愛媛の田舎ですが、車でいける距離なら、スーパーは何軒かあります。
いくつもスーパーがある中で、いつも母が行くスーパーは「バリュー」というスーパーだけです。
ほかのスーパーは、見向きもしません。
なぜ私が、いつもバリューにしか買い物に行かないのかと聞いてみると「いちばんいいから」と言います。
品ぞろえと値段の安さと、家から買い物に行ける距離とで、母が「ここがいちばんいい」と決めたのです。
私の母は、ひととおりのスーパーは見て回っています。
いつも新聞に挟まれている広告を見ては「これは高い、あれは安い」と独り言を言っています。
母の金銭感覚は、たくさんの商品を比べることで身についています。
一言で金銭感覚と言っても、たくさんの物の値段や大きさ、需要と供給を知ることで身についてくるものなのです。
人間はお金が大好きです。
お金持ちの周りには、いつも人がたくさん寄ってきます。
お金持ちは、ここで集まってくる人たちが、自分の友人だと勘違いしてはいけません。
お金があるときにやってくる人は、本当の友人ではありません。
お金に引き寄せられた人です。
もし、お金を使い果たして何もなくなれば、人もさっといなくなります。
芥川龍之介の文学作品に有名な『杜子春』という作品があります。
主人公の杜子春は、お金も何もなく、貧乏でした。
そこに神様が現れ、ある日突然、大金持ちになってしまう話です。
お金持ちになった杜子春には、たくさん人が集まってきます。
大金持ちになり、好き放題に遊び、お金を使っていきます。
ついにある日、使い果たしてしまいます。
するとそのとたんに、人もいなくなるのです。
お金持ちのときには、たくさんの人がやってきたのに、一文無しになると誰もいなくなってしまうのです。
お金があるときに限って近づいてくる人には注意です。
それは、あなたに引き寄せられたわけではなく、お金に引き寄せられた人かもしれません。
お金を消えない財産に変えることが大切です。
消えない財産とは、思い出、知恵、成長などのことです。
消えないため、これを道具にして、お金を稼げばいいのです。
これが、上手にお金を使うコツです。
しかし、その消えない財産と言われている思い出、知恵、成長でさえも、あなたが死んでしまえば消えてしまうのです。
みんなの繁栄と幸せを願うなら「死んだら消える財産」から「死んでも消えない財産」に変えることが大切です。
死んでも消えない財産とは、何でしょうか。
誰にでもできるいちばん簡単なことは「本」です。
自分の得た思い出、知恵、成長を使って、本を書くのです。
これは、死んでも消えません。
本の中に自分のノウハウを詰め込んでおけば、今後生まれるであろう子ども、孫に役立ちます。
それだけでなく世の中の人たちの役に立つことになります。
自分のやっている作業が、社会貢献につながり、大変やりがいのある仕事になります。
私もこの本は、できるだけたくさんの人に読んでもらいたいと思っています。
自分が身につけたノウハウを、独り占めにしたくはありません。
みんなのために、社会の繁栄のために、役立ってほしいのです。
みんながみんなのために協力し合えば、より良い社会を築きあげることができ、みんなが幸せになれると、そう信じています。