自分が楽しもうというお金の使い方が、心を豊かにするお金の使い方です。
シンプルで単純な法則です。
自分が楽しむために使ったお金は、必ず「蓄積」へと変わります。
往々にして周りへの見栄のために使ったお金は、あぶく銭のようにどんどん流れ出ていき、お金が残りません。
自分が楽しむことにお金を使っているのではなく、他人からよく見られるために使っているため、自分のためにはなっていません。
世界中の女性に振り向いてもらおうと、八方美人を装っているようなものです。
いろいろな女性がいるにもかかわらず、すべての人から好かれるための自分など、作れるわけがないし、できないことなのです。
これでは完全に、自分を見失っている状態です。
八方美人とは、誰に対しても笑顔を振りまく代わりに、個性がなくなっている状態です。
本当は、自分にも好きなタイプと嫌いなタイプがあるはずです。
ですが「他人に好かれたい。嫌われたくない」という気持ちのせいで、自分らしい生き方から脱線させているのです。
心が豊かになるお金の使い方とは、自分が本当に楽しめるお金の使い方をすることです。
人から好かれるために他人と合わせることではなく、自分が楽しむためにお金を使うのです。
自分が楽しむためにお金を使うことは、すべて自分のためになっています。
たしかに趣味が周りと合わなければ、無視されますし、好かれることも少なくなるでしょう。
しかし、自分が本当に楽しんでいるなら、そうしたことは気にならないはずなのです。