相手の話を聞いたとき、素直に賛成できないことがあるでしょう。
相手と違う意見を持っていたときは、なかなか素直にうなずけません。
そんなとき、相手に嫌われることを恐れ、本音を我慢する人がいます。
相手とは違った意見を言ってしまうと、不快感を与えてしまいかねません。
厳しい言葉で反対を表明すれば、相手に嫌われる可能性はあります。
「納得できない」「賛成できない」とストレートな発言をすれば、相手にむっとされることも多くなるでしょう。
好きな人に対してであれば、なおさらです。
好きな人であればあるほど嫌われたくない気持ちが強いため、違った意見を持っていても、正直な発言を控えることがあるでしょう。
自分の本音は隠したまま、うやむやで済ますことがあるかもしれません。
しかし、いくら嫌われたくないとはいえ、言いたいことをひたすら我慢すればいいものでもありません。
黙ったままでいると、相手は「同意している」「賛成している」と誤解するでしょう。
もしくは「何を考えているのかわからない」と映ることもあります。
沈黙のリアクションが増えることになり、きちんとした意思疎通ができません。
誤解やすれ違いが多発して、2人の関係にひびが入ることになる。
相手に嫌われまいとして言いたいことを我慢していると、それはそれで嫌われることになるのです。
同意や賛成できないことを伝えるときは、言い方を工夫しましょう。
ここで役立つのは「クッション言葉」です。
「気に障ったらごめんなさい」
「ちょっと違う意見なんだけど言ってもいい?」
クッション言葉を使えば、とげが立ちません。
異なる意見や反対意見を言っても、相手は耳を傾け、受け入れてくれるでしょう。
言いたいことをきちんと相手に伝えることができる上、相手を不快にさせることもなくなるのです。