「初対面は浅い会話から始めるもの」
そうした常識にとらわれていないでしょうか。
初対面とは、初めて顔を合わせること。
初めて実際に会った瞬間は、外見以外、相手のことがわかりません。
まだお互いのことを知らないため、最初の会話は浅いところから始めるのが自然です。
天気の話、趣味の話、仕事の話。
当たり障りのない表面的な話をすることが多いでしょう。
自分にとっても浅い話のほうが話しやすく、相手にとっても聞きやすく、スムーズに受け入れてもらえるでしょう。
しかし「初対面は浅い会話から始めるもの」というのは思い込みです。
常識ではありますが、常識にとらわれる必要はありません。
そうしたルールも法律もありません。
いつの間にか常識や思い込みにとらわれた言動をしていることが少なくありません。
初対面から深い話をしてもいいのです。
相手から無理やり深い話を聞き出すのはよくありませんが、自分のことを自分から話すなら問題ありません。
むしろ初対面から深い話をしたほうが、かえって早く仲良くなれることもあります。
深い話とは何か。
深い話とは「プライベートの込み入った話」です。
そのため深い話をすると、プライベートのオンパレードになります。
詳しい身の上話、過去の思い出話。
価値観、仕事観、人生観。
目指している目標、将来の夢。
深い話は、自己開示になります。
相手は驚くかもしれませんが、悪く思われることはありません。
「へえ、そうなのですね」と興味を持ってくれるでしょう。
むしろ好感を持たれることも少なくありません。
深い話で自己開示をすると、相手は「信用されている」と感じて嬉しくなります。
初対面から深い話をすることで打ち解けるのが早くなり、早く深い関係になれます。
状況が許せば、初対面から悩み事を打ち明けてみるのも悪くありません。
大胆に込み入ったプライベートをさらけ出すことになるので、つかみの効果は抜群です。
初対面からいきなり深い話をすることで印象的になり、しっかり覚えてもらえるでしょう。
深い話は「共感」や「感動」を生むことが多い。
初対面から深い話をすると、相手も心を開いてくれ、同じように深い話をしてくれるかもしれません。
「初対面は深い話をしてはいけない」というのは誤解です。
初対面から深い話をしてもいいのです。
仲良くなるなら早いほうがいい。
「なぜかこの人には話してもいい」と思える出会いがあるでしょう。
波長が合ったり、雰囲気がよかったり、相手に不思議な魅力を感じたりです。
状況が許すなら、初対面から深い話をしてみてください。
少し恥ずかしいですが、勇気を出す価値はあります。
初対面から深い話をすると、運命の出会いに変わるのです。