夢を持つとき意識するのは「スケール」です。
スケールの小さな夢と大きな夢。
それぞれを比べたとき、小さな夢のほうが叶いやすく思うでしょう。
難易度が低いため、達成が容易です。
きちんと取り組めば、比較的短時間で実現できそうに思えます。
ところがここに思いもよらない、不思議な現実があります。
小さな夢は、意外と叶いません。
小さな夢は、スケールが小さいゆえに、軽視されやすいからです。
「後回しでもいいよね」
「真面目に取り組まなくてもいいよね」
「いつかチャンスがあれば叶うかもしれないね」
小さな夢は、いつの間にか軽く扱われることになる。
自然と優先順位が下がり、放置され、後回しにされます。
「自然と叶うといいな」という運任せで考えていることも少なくありません。
小さな夢は、小さいゆえに、熱意も意欲も中途半端です。
「叶えばいいな」という生半可な気持ちのため、肝心の行動がない。
行動もゼロなら、実現もゼロです。
夢を持っていることに満足して、それで終わりです。
小さな夢は、その小さなスケールこそ落とし穴です。
本気で叶えたい夢のスケールがたまたま小さいならいいですが、安易な理由で小さな夢を持っているなら要注意です。
「軽視する」という落とし穴にはまり、かえって実現困難になるでしょう。
小さな夢だから、叶わないのです。
小さな夢を持つのではありません。
大きな夢を持ちましょう。
叶う・叶わないは後の話です。
自分の人生で、最も叶えたい夢を思い浮かべましょう。
素晴らしい未来をイメージしながら、最も実現させたい夢を持ちましょう。
スケールが大きくて大いに結構。
時間や労力のかかる夢であってもかまいません。
スケールの大きい夢だからこそいいのです。
「スケールが大きすぎるかな」と不安になるくらい、大きな夢でかまいません。
大きな夢を持っていると、夢らしくなります。
大きな夢は、実現までに時間や労力がかかります。
「本格的に取り組まないと叶わない」と思うので、気持ちが引き締まります。
緊張感が生まれるから、しっかり取り組むようになります。
大きな夢は、わくわくさせる力も大きいのが特徴です。
心に火がつき、テンションも上がり、行動が伴いやすくなります。
素晴らしい夢であればあるほど、何が何でも叶えたい気持ちが強くなり、いても立ってもいられなくなります。
難しくても大変でも時間がかかっても、立ち向かえます。
困難があっても、根気で乗り越えられます。
その結果、本当に夢が叶ってしまうのです。
面白いことに、現実では真逆の出来事が起こっています。
小さな夢は叶わなくて、大きな夢が叶っています。
小さな夢で満足していませんか。
夢を叶えたいなら、小さな夢よりも大きな夢のほうがいい。
小さな夢より大きな夢のほうが叶いやすいのです。