喧嘩をすると当然相手と仲が悪くなります。
長い時間をかけて仲良くなっても、ささいなすれ違いがきっかけでせっかくの仲の良さも台無しです。
しかし、本当に仲のいい友人とは、一度は喧嘩しておかないと仲良くならないのです。
喧嘩とはいえ、胸の内を打ち明けて、本音を言い合う喧嘩のことです。
言い争っているように見えても、実は本音で話し合っているということです。
普段では日常的な話しかしません。
本音は、喧嘩をしてみないと出てこないものなのです。
喧嘩は、本当の友人を作るチャンスでもあります。
あなたも本当に仲のいい友人と一度は揉めたことがあるのではないでしょうか。
もちろん私もあります。
親友とは、一度どころか、何度か喧嘩をしてしまったことがあります。
きっかけこそはささいなものでしたが、喧嘩をして本音で言い合って初めてお互いの心が本当にわかち合えることができたのです。
ただし、以前より仲良くなれるのは、きちんと仲直りができてからの話です。
仲直りをしないとそのまま仲が悪くなり、そのまま関係が終わってしまいます。
関係が終わるのか、それとも立て直して、以前より仲良くなれるのかは、仲が悪くなった後の「仲直り」にポイントがあります。
友人と喧嘩をしてもかまいません。
考え方の不一致、行動のすれ違い、仲たがいなどは、長く一緒にいれば、いつか訪れる出来事です。
それは本当に仲良くなれるのかどうかの、神様からの1つの試練だと思うことです。
面倒だからとはいえ仲直りをしなければ、それまでです。
しかし、しっかり本音を打ち明けて相手に自分の考えを伝えるからこそ、相手も納得し理解してくれます。
本音で打ち明けたときに、初めて本当に仲良くなれます。
私は親友と仲が悪くなったとき、こう思いました。
「このまま仲が悪くなり関係が終わってしまうくらいなら、思い切って本音をぶつけて話をしよう」
自分の今まで口にしなかった本音をぶつけ、おかげで仲が取り戻せたわけです。
どのようなトラブルであろうと、さらに仲良くなれるチャンスとなります。
仲直りできるかどうかで、分かれ道が2つにわかれます。
「そのまま関係が終わるか」、それとも「もっと仲良くなれるか」です。