「別れたくない。嫌だ、嫌だ!」
相手が必死で別れを引き止めてきたとき、どうするか。
女性の涙に弱い男性もいるでしょう。
男の涙を見て、母性本能をくすぐられる女性もいるでしょう。
特に普段泣かない人が、別れ話で泣きながら引き止めてくると、決意が揺らぐかもしれません。
くしゃくしゃの顔になって、大粒の涙を流しながら引き止められると、胸が痛むところではないでしょうか。
もちろん愛されていることがきちんと再確認できれば、別れ話の撤回もあっていいでしょう。
相手が悪かったところを直す約束をしてくれたなら、再チャンスを考えるのも悪くありません。
お互いの存在価値を再認識したうえで復縁できれば、以前より良好な関係になることもあります。
しかし「相手がかわいそう」という理由だけで別れを撤回するのは要注意。
「相手がかわいそう」というのは「同情」です。
同情で別れを撤回すると、同情で付き合うことになります。
同情で復縁すると、哀れみで接するようになるため、付き合い方のバランスが悪くなります。
情に流されて別れを撤回しても、別れたい気持ちがあることには変わりありません。
愛を再確認して別れを撤回するならまだいいですが、同情だけの復縁は、厳しい現実が待っているはずです。
復縁して最初はよくても、しばらく経って、また別れを考え始めるようになるでしょう。
情に流された復縁は、失敗するパターンが大半です。
別れ話は、相手が泣いたくらいでは揺るがない決意を固めたうえで切り出すもの。
一度別れの決意をしたなら、少々のことでは折れないことです。
時間をかけて考え抜いた上の結論なら、自分の意思を尊重すること。
別れ話で相手が泣いても落ち込んでも、情に流されず貫くことが大切です。