疑いやすい性格の人は、疑わしい出来事がたくさん起こるでしょう。
たまたま、疑わしい出来事が起こっているのではありません。
疑いやすい性格は、疑わしい出来事を引き寄せやすくなります。
それは、人間関係と心に悪影響があるからです。
疑い深い性格は、良好な人間関係の構築を妨げます。
「これは怪しい」「あれは信用できない」
疑いの発言が多いと、周りの人は「次は自分が疑われるかもしれない」と思うでしょう。
疑い深い人とは一緒にいてもなかなか落ち着かず、信頼のある人間関係を構築できません。
そのため義理や人情が育ちにくく、相手からうわべの行動をされやすくなることがあります。
疑い始めると、何でも怪しく思えてきます。
「怪しいことはないか」と常に考えていると、誤りや不信を見つけることに意識が向きます。
適度ならいいのですが、過度になると、正しい認知をねじ曲げます。
普通のことでも「怪しい」と思うと、怪しく見えてくるのです。
最初から根拠もなく疑うのは、控えたほうが賢明です。
もちろん初対面の人と、出会ってすぐ信頼関係を結ぶのは難しいでしょう。
疑いやすい性格のおかげで不審な点に気づき、トラブルを未然に防ぐ面があるのもたしかです。
何でも愚直に信じるのはよくなりませんが、ある程度信用を持って接することも、生きるうえでは大切です。