学生にとっての就職活動は、企業にとっては採用活動です。
学生にとって就職活動は大きなイベントですが、企業にとっても採用活動は大きなイベントです。
採用活動は、自社の未来を左右する活動です。
優秀な人材獲得のため、慎重に時間をかけて採用活動を行います。
企業の大まかな採用スケジュールは、一般的に以下の流れです。
企業の経営状況によって、募集を増やすこともあれば、減らすこともあります。
社内の状況に応じて「必要な新入社員の人数」「必要とする人材」など採用基準を明確にします。
特に大切なのは、予算です。
採用活動にも費用がかかるため、採用活動に使える予算を、役員と相談しながら決定します。
採用基準が明確になると、次に広報活動を行います。
企業説明会を行う場合は、日程・場所・担当社員などを相談して決定します。
自社のウェブサイトの採用情報欄に、企業説明会や応募内容などについて掲載します。
社内風景の写真を撮ったり、業務内容の記事を書いたりします。
予算の許すかぎり、複数の就職情報サイトに募集を掲載して、幅広く募集をかけます。
企業説明会を実施する場合、企業案内の資料作成が必要です。
企業の魅力がしっかり伝わるよう、グラフや絵などを使って、資料を作成します。
休日に合同の企業説明会を実施する場合は、休日出勤をしなければなりません。
届いたエントリーシートや履歴書に応じて、選考を行います。
書類選考・筆記試験・集団面接・グループディスカッション・個人面接などです。
応募者の質を見極めるため、採用担当者も質問内容や質問の仕方などを、書籍で勉強することがあります。
採用担当者は、普段の業務と平行しながら実施するため、忙しくなる時期です。
各種選考を実施して、最終的に内定者を決めます。
内定者には、内定の通知を行います。
内定式や入社式を実施する場合、その案内も通知します。
内定式や入社式を行う場合、式の流れや司会者を決定します。
内定者向けに誓約書や契約書の準備もします。
入社までに覚えてほしい業務内容があれば、その資料の準備も必要です。
晴れて新入社員が出社すれば、新人教育が始まります。