悲しいときには、友人と話をするのが一番です。
話をしているうちに、悲しみが紛れて、元気が出てくるでしょう。
落ち込んでいるときも、友人と話をするのが一番です。
たわいもない話をしているうちに、ささいなことで悩んでいたことに気づくでしょう。
友人との会話によって、元気づけられたり勇気づけられたりします。
困ったときに友人と会話すれば、すべてがうまくいくように思えますが、一つだけ例外があります。
いらいらしているときです。
いらいらしているときだけは、無理に友人と会話をしないほうが賢明です。
自分らしくない発言や行動をしやすくなるからです。
「人と話をしていれば、そのうちいらいらが収まるかな」と思いますが、逆効果です。
いらいらしているときは、自分をうまくコントロールできません。
言いすぎてしまったり、冷たい態度を出しやすくなったりします。
また、相手からの言葉も、素直に受け止めにくいものです。
これは仕方ない。
自制心を失っているのですから、自分で自分をうまくコントロールできません。
いらいらした気分で接していると、相手もいらいらさせてしまうでしょう。
八つ当たりされるのは、友人もいい迷惑です。
いらいらしているとき、無理に人と接していると、何らかのトラブルが生まれ、貴重な友人を失ってしまうかもしれません。
だから、いらいらしているときだけは、あえて一人でいるほうがいい。
気持ちが落ち着くまで、しばらく待ちましょう。
荒ぶる気持ちは、時間が解決してくれます。
落ち着いてから友人に話しかけるようにするのが、正解です。