田舎より都会で暮らすほうが、体臭になりやすいのは、本当です。
二酸化炭素が含まれる空気を吸うと、体内の酵素の働きによって、血液のペーハー値がアルカリ性に傾きます。
血液のペーハー値がアルカリ性に傾くと、肌の殺菌力が低下するため、汗のにおいが強くなりやすいのです。
「じゃあ、都会に住むかぎり、解決策はないのか」
たしかに今すぐ引っ越しするのは、現実的ではありません。
いくら何でも、体臭対策のためだけに引っ越しをするのは、現実的ではありません。
予算も時間もかかりすぎます。
問題なのは、都会の暮らしではなく、二酸化炭素です。
どんな都会でも、車の通りが少ないところがあるはずです。
通勤通学の際、できるだけ車の往来が少ない道を通ればいいのです。
できるだけ空気のきれいな道を使いましょう。
私は今、東京に住んでいます。
たしかに田舎に比べれば、都会は空気が汚れていると感じます。
しかし、都会で暮らしていても、空気のきれいな道は、探せばたくさんあります。
大きな通り道も、一区画ずれて裏道に入ると、静かな雰囲気に変わるものです。
地下道も見逃せません。
地下は車の往来がないため、排出ガスにさらされることはありません。
通勤通学は、車の往来が少ない朝の時間帯にするのも、いい方法です。
どんな都会でも、空気のきれいな道は、必ずあります。
工夫すれば、いいのです。