約束の時間に、ぴったり到着というのは難しい。
たいていの場合、人間は「早めに到着」か「遅れて到着」かの2通りのパターンにわかれます。
約束の時間には、早めに到着したほうが必ず得をします。
「さすが早いなあ。約束をきちんと守る人だな。この人は信用できるぞ」
たった10分早く到着するだけで、さまざまな好印象が得られます。
たった10分です。
しかし、その一方、たった10分遅れるだけで、その印象は逆になります。
「この人は時間にルーズな人だ。約束を守らない人だ。信用できない」
思いつくことは悪いことばかり。
たった10分の遅刻だけで、失うことは10分以上に大きい。
気づけば友人からの信頼を失う結果になっています。
お願いもされにくくなり、相談も受けにくくなり、いつの間にかチャンスを失ってしまうことになるでしょう。
たった10分。
早いか遅いかのわずかな違いが、大きな信用の差になります。
私はいつも、約束の時間より必ず早めに到着するように心がけています。
場合によっては、30分以上早めに到着することも珍しくありません。
「早めに到着しても、何もすることがないと時間の無駄になるんじゃないのか」
そう思われることでしょう。
何もしないわけではありません。
私の場合は、いつも待ち時間には読書をしています。
読書をすれば、待ち時間を勉強時間に変えることができます。
事前に読みたい本をカバンの中に入れておき、待っている間に読み進めます。
早めに到着して信頼を得ることができ、勉強もすることができる。
チャンスは、日常の小さな習慣を大切にすることから得られます。