執筆者:水口貴博

大事な場面でチャンスをつかむ30の方法

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「できません」と言って断らない。「難しい」という言葉を使おう。

「できません」と言って断らない。「難しい」という言葉を使おう。 | 大事な場面でチャンスをつかむ30の方法

先生から難しい宿題を出されたとき。

上司から不可能と思えるような仕事をお願いされたとき。

友人から無理な注文をされたとき。

自分ができることならいいのですが、できないようなことをお願いされる経験は誰にでもあることですね。

こんな難しい注文を受けたとき、あなたがどう答えるかによって、チャンスのつかみ具合が変わってしまいます。

不可能と思えるから、思ったままに「絶対無理です」「不可能です」「できません」と答える人はチャンスを逃してしまう人です。

できないことを無理やり引き受けろと言っているのではありません。

返事の仕方が悪いと言っているのです。

「絶対無理です」「不可能です」「できません」は、どれも強い否定です。

100パーセントの完全否定です。

相手に対する印象は悪くなり「そんなに強く言わなくても……」と思います。

「もうあの人にお願いするのはやめよう」

あなたへの印象が悪くなり、注文もお願いしづらくなるでしょう。

そうすると、あなたへ回ってくるチャンスそのものが少なくなります。

1つのチャンスを強く断ってしまったばかりに、ほかのチャンスまで一緒に断ってしまっているのです。

断るときに「できません」は言ってはいけない一言なのです。

では、不可能と思える注文をされたとき、あなたはどう言って断ればいいのでしょうか。

「難しいです」と言えばいいのです。

難しいという言葉は、強い否定でなければ、完全否定でもありません。

今の自分には、ちょっと敷居の高い問題ですということです。

相手は「ちょっと難しいことをお願いしすぎたかな」と顧みることでしょう。

難しいという言葉には、柔らかい否定が含まれており、優しく断ることになります。

うまく断ることができ、あなたの印象も極端に下がることはありません。

英語ではNOという一言でも、日本語ではさまざまなバリエーションがあります。

どのような断り方をするかによって、あなたの印象が変わり、次にまた仕事が回ってくるかどうかというチャンスも変わるのです。

大事な場面でチャンスをつかむ方法(12)
  • 「できません」の代わりに「難しい」という言葉を使う。
感謝の言葉の後に、もう一言加えよう。

大事な場面でチャンスをつかむ30の方法

  1. チャンスは、流れ星。
  2. チャンスを求めていないと、チャンスに出会えない。
  3. チャンスが現れる前から努力をしている人が報われる。
  4. チャンスをつかめる人は、つかめる習慣がある。
  5. チャンスが来るまで待たない。
    チャンスは自分で作り出す。
  6. チャンスは日常にあふれている。
    気づけない自分がいるだけ。
  7. 話しかけようか迷っているうちに、チャンスは消えてしまう。
  8. タクシーの運転手さんに話しかければ、思わぬ情報が手に入る。
  9. チャンスを生かす3大要素。
    「お金」「体力」「メンタル」
  10. メモを取る習慣は、チャンスをつかむ習慣。
  11. 当ててくれないのは、手を挙げないから。
  12. 「できません」と言って断らない。
    「難しい」という言葉を使おう。
  13. 感謝の言葉の後に、もう一言加えよう。
  14. お世話になっていない人にも「ありがとう」と言っていますか。
  15. 長いところにチャンスはない。
    短いところにチャンスがある。
  16. 長い行列で、不機嫌な表情をしない。
  17. 質問を交えて話しかければ、すてきな出会いが生まれる。
  18. 「今すぐ行動」の習慣で、チャンスがつかみやすくなる。
  19. 本を読んでも、行動しなければ意味がない。
  20. 約束時間の10分の違いで、印象はまったく異なる。
  21. お金のかからない表情は、笑顔が一番。
  22. 「want」を大切にすれば、自然とチャンスは巡ってくる。
  23. 相手が口にしていない声を聞くと、人間関係が向上する。
  24. 「無理です」と即答する人は、実は真剣に考えていない。
  25. 挨拶されるより、挨拶しよう。
  26. 「許せない」と憎んでいるとき、自分が一番疲れてしまう。
  27. すぐ謝る人は、チャンスを大切にしている人。
  28. 「でも」から話し始めると、チャンスが逃げていく。
  29. 本代は、チャンス代も含まれている。
  30. 誰もがやりたくないことに、チャンスがある。

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