いい出会いをするためには、肩書に注意してください。
肩書から入るのではありません。
肩書なしから入るのです。
人と出会ったら、自分のことを話すことになるでしょう。
進んで自己開示をすれば、オープンな雰囲気が漂って、仲良くなるのも早くなります。
もちろん自己紹介をするのはいいのですが、ここで注意があります。
肩書から入っていませんか。
たしかに自分の肩書を紹介することも、自己紹介の1つ。
嘘偽りのない情報です。
立派な肩書を持っている人は「言わないと損」という心理が働くこともあるでしょう。
自分が立派な立場で仕事を頑張っているなら、なおさら言いたくなるはずです。
しかし、肩書から入ると、出会いに支障を来します。
「○○株式会社の○○と申します。営業部長をしております」
「○○の代表を務めております」
「取締役をしております」
そんな言い方から始めてしまうと、相手は引いてしまうでしょう。
肩書が立派であればあるほど、相手は抵抗を感じます。
肩書が壁になり、相手と距離ができてしまいます。
せっかくの出会いが台無しになるのです。
「正直で何が悪い」と思いますが、出会いに関して言えば、肩書だけはマイナスに働くため例外です。
良かれと思って正直に話した結果、かえって壁ができてしまっては逆効果。
いい出会いをしたければ、肩書はタブーなのです。
いい出会いをしたければ、肩書なしから入りましょう。
ずけずけ自分から肩書を言うのは控えておきます。
相手に聞かれたとしても、初対面であれば、上手にぼかすのがいいでしょう。
ぼかすくらいであれば、嘘をつくわけではないため、マナー違反にはなりません。
肩書を伝えるなら、ある程度仲良くなってからにするのが無難です。
あなたと仲のいい友人を思い出してください。
きっとその人とは、肩書なしから入った出会いではないでしょうか。
普通に話していくうちに、自然と仲良くなっていったはずです。
肩書なしで入ると、性格・相性・価値観といった人間性の部分に集中できます。
そのため相性さえ合えば、すぐ仲良くなれます。
「青春の友は一生の友」と言われる理由も、ここにあります。
学生時代はまだ肩書がないため、いい出会いをしやすい条件が整っています。
肩書は、単なるおまけです。
肩書は、人間の価値を決めるものではなく、自分の役割を表すものにすぎません。
いい出会いをしたければ、肩書なしから入るのが正解です。