執筆者:水口貴博

喧嘩した人と仲直りする30の方法

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「客観的な目」を持つと、トラブルを未然に防ぐことができる。

「客観的な目」を持つと、トラブルを未然に防ぐことができる。 | 喧嘩した人と仲直りする30の方法

いつも自分を見ているもう1人の自分がいると、トラブルを未然に防げるようになります。

自分の目から見た主観的な情報がすべてではなく、他人から見た客観的な自分も意識しておきます。

そうすると、自分の行動を2重にも3重にも考えることができるようになります。

自分ではいいと思っていることでも、他人から見ればいけないなと思われることもあります。

自分の目だけの情報では主観的になりがちになり、見て感じられる幅も狭くなってしまうのです。

これはこれで仕方ないことです。

人間には目が2つしかなく、自分は自分一人しかいません。

しかし、他人から見ればどう見えているのかという「客観的な目」を持っていると、もう1人の自分を作れます。

自分の行いをもう1人の自分が監視して、トラブルが起こりそうなときには気づくことができるのです。

私も1つの作業に集中していると、つい周りが見えなくなってしまうときがあります。

集中すればするほど周りが見えなくなり、いつの間にか周りの人に迷惑をかけてしまっているということです。

実際にあった話なのですが、私はよく外で本を書いています。

コーヒーショップやレストランなどです。

書き始めると集中してしまい、勢いに乗れば乗るほど周りが見えなくなります。

そしてお昼どきになり、お客さんがたくさんやってきます。

私は集中しているために、大きなテーブルを占領していていることに気づきませんでした。

少したってからふと気づいて恥ずかしい思いをしたことがあります。

その後、早々にレストランから出てきた経験は何度かあります。

こういうときに集中しながらも、もう1人の私を見る客観的な目を意識しておくようにしておきたいと、何度も反省したものです。

集中するのもいいのですが、他人から見られている自分も意識しておくと、誰かに迷惑をかけることが少なくなるのです。

それ以後私は、お昼どきにはあえて小さなテーブルを選んで座るようになりました。

喧嘩した人と仲直りする方法(26)
  • 他人から自分を見る「客観的な目」を持つ。
便利になりすぎたから、不便になってしまった。

喧嘩した人と仲直りする30の方法

  1. いざこざは、人間関係ではつきもの。
  2. 仲直りのコツは、謝るだけ。
  3. 謝ることができないのは、プライドがあるから。
  4. 話を聞くことが、仲直りにつながる。
  5. いらいらの爆弾は、最初に話を聞くことで爆発させてあげること。
  6. 時間を置いてから話をすることで、冷静な判断ができる。
  7. 自分が悪くなくても謝れるから、人間関係がうまくいく。
  8. 後になるほど、謝りづらくなる。
  9. 悪くなくても謝れることを「謙虚」という。
  10. 向かい合うのが恥ずかしいときは、電話やメールがある。
  11. 相手の意見を受け入れておかないと、自分の意見も受け入れてもらえない。
  12. 友人と一度は喧嘩をしておかないと、本当に仲良くなれない。
  13. 本音で話しあわないと、仲直りはいつまで経ってもできない。
  14. 執着が大きいほど、喧嘩もしやすくなってしまう。
  15. なかなか言えない言葉こそ、相手が一番聞きたい言葉。
  16. 揉める結果があるからには、必ず原因がある。
  17. 謝ることは、1つの競争。
  18. 「すみません」を「ありがとう」に置き換えてみよう。
  19. 気づかないうちに避けられているときは、なぜなのかを尋ねてみる。
  20. 悪化する前に手を打たないと、取り返しが大変になる。
  21. わかり合おうとしない人は、友人はできても続かない。
  22. 気持ちに変化があって握手をするのではなく、握手をするから気持ちに変化が現れる。
  23. 「ごめんなさい」を言いすぎるのは逆効果。
  24. ささいなことほど謝れる人は、人間関係を大切にしている人。
  25. 忙しくなれば、いらいらも忘れることができる。
  26. 「客観的な目」を持つと、トラブルを未然に防ぐことができる。
  27. 便利になりすぎたから、不便になってしまった。
  28. 強い欲を持ちすぎると、喧嘩をしやすい性格になってしまう。
  29. 他人を見下す口癖が、トラブルを作りがちになる。
  30. 仲直りは、器を大きくするチャンスとなる。

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