上手に口説くことを、かっこよく決めることだと思っている人がいます。
かっこいい一言で相手の心を動かすことが、上手に口説くことだと思っている人です。
しかし、女性は「かっこいいかどうか」を重視しているのではありません。
「素直で純粋な気持ちであるかどうか」を重視しています。
気持ちが純粋で正直であることが伝わってくれば、それだけで嬉しくなります。
好きでもない人からの告白が嬉しく感じられることも同じ理由からです。
自分に好意を寄せてくれているという純粋で正直な気持ちが伝わってくれば、嬉しく感じるのです。
口説くときには「できるだけかっこよく」と考えがちです。
私も昔はそうでした。
計画を立て、言葉を考え、かっこつけることが上手に口説くことなのだと思い込んでいました。
「どうすればうまくかっこつけられるか」
「どんな言葉がかっこいいか」
「どんな表情になればいいか」
どうすればもっとかっこよく決められるかに考えが偏り、純粋な気持ちが隠れている状態でした。
不自然にポケットに手を突っ込み、かっこつけながらこう言います。
「君の瞳は星のようだ」
「君の瞳を見ていると吸い込まれてしまいそうだ」
こんな言葉を言われた日には、嬉しいどころか鳥肌が立ってしまいます。
下手にかっこつけると、逆にかっこ悪くなってしまうのが、告白の特徴です。
上手に女性を口説こうと思わないことです。
むしろ普段から女性と接していく延長として考え、いつものように話しかけるのが一番いいのです。