女性を口説くときに、気合の入ったテクニックを使う人がいます。
女性が喜ぶ誘い方や誘い文句。
もちろんシチュエーションや音楽など、感動させる工夫も、時には必要です。
しかし、頼りすぎてはいけません。
テクニックは、シンプルに接してからです。
まず、当たり前のことを当たり前にします。
普通に話をしたり、話の成り行きで食事をするようになったりなどです。
その先に工夫の1つとして、テクニックで演出します。
問題なのは、最初からテクニックを重視して、女性を口説こうとする姿勢です。
本屋に行けば「口説くテクニック」という種類の本が山ほどあります。
たしかにどれも女性を口説くときには、効果があるでしょう。
私も昔は、かなり読みあさりました。
特に思春期のころは、人気を集めたい気持ちが強かったため、勉強よりよく考えていました。
しかし、たくさんのテクニックを知って何か変わったのかというと「自分らしくなくなった」ということです。
たくさんのテクニックや技が頭に入り、ぎこちない動きになっている自分がいました。
自分でもわかるくらいですから、他人から見れば、滑稽に見えたことでしょう。
テクニックばかりに気を使ってしまい、目の前にいる女性に集中できなくなっていました。
テクニックは、一時的な効果はあっても、長期的に見れば疲れます。
「テクニックなどに頼らないと付き合えないほど、自分は中身のない薄い人間なのか」と、そのときは思いました。
自分に本当に自信があるなら、ありのままの自分で勝負することです。
ありのままの自分をそのまま見せるだけなので、疲れることもありません。
もともとある自分を表現するほうが、長期で見ていいのです。