「あの人を好きになったのは間違いだった」
「付き合ったのは間違いだった」
「恋愛なんて、最初からしなければよかった」
ひどい失恋を経験すると、その恋愛全体を「間違っていた」と思いがちです。
最終的に別れることになったなら、そう思うのも自然なのかもしれません。
しかし、どんな失恋であっても「間違いだった」と思ってはいけません。
失恋を間違いだと思ってしまうと、その恋愛全体を否定することになるため、何も学べなくなります。
後悔が増え、未来に進む足かせにもなる。
また、恋愛をした自分まで否定することになるため、自信喪失にもつながります。
愚かな恋愛をしてしまった自分が情けなくなり、嫌になってしまう。
うっかり考えがちですが、これほど危険な考え方はありません。
では、どう考えるか。
どんな失恋であっても「経験できてよかった」と考えることです。
「経験できてよかった」と考えた瞬間、その恋愛全体を肯定することになるため、多くを学べるようになります。
どんなつらい恋愛だったとしても、得られたことがあったはずです。
一方的に苦しめられたなら「人の醜さを知ることができた」と思えばいい。
たとえ忘れたいほどひどい失恋だったとしても「人生の不条理を知ることができた」と思えばいい。
どんな失恋であっても、その恋愛を肯定して、受け入れてください。
「大変だったけど、経験できてよかった」と思うだけでいい。
そうすることで同時に、恋愛に打ち込んだ自分も受け入れることになり、自信もつきます。
肯定することが成長です。
過去と決着をつけることができ、未来に進めます。