電車やエレベーターで携帯電話に出る人がいます。
電話に出た後「後でかけ直します」と言ってすぐ切るなら、まだいいのです。
本人に「公共の乗り物の中で電話はよくない」という意識があります。
問題なのは、平気で電話に出た後、普通に話し続ける人です。
仕事の話が周りに筒抜けです。
取引先・契約・金額など、重要な情報もお構いなし。
面白いことに、公共の乗り物の中で電話に出る人は、たいてい電話の声も大きいのです。
わざと聞かせているのではないかと思うほどです。
これでは、もはや間接的に情報を流出させているようなもの。
「法律で禁止されていないから大丈夫」という問題ではありません。
れっきとした情報流出であり、業務に悪影響を及ぼすのです。
電車やエレベーターで携帯電話に出る人とは、一緒に仕事をしないのが賢明です。
そういう人と仕事をすると、今度は自分がその人に電話したとき、会話を周りに聞かれるでしょう。
大切な会社の情報を乱暴に扱われるに違いありません。
時と場をわきまえない性格は、仕事のどこかでも悪影響を及ぼすはずです。
仕事のパートナーを選ぶなら、相手の技術面だけでなく、常識面も重要です。
よい仕事をするなら、常識のある人と仕事をしたほうが、お互いに幸せです。