執筆者:水口貴博

面接に通る人と通らない人の30の違い

18

面接に通らない人は、精神論と大げさな副詞で説得する。面接に通る人は、方法論と具体例で説得する。

面接に通らない人は、精神論と大げさな副詞で説得する。面接に通る人は、方法論と具体例で説得する。 | 面接に通る人と通らない人の30の違い

面接官を、どう説得するかです。

ただ力強い発言をすれば、信じてもらえるわけではありません。

面接官は、ベテランの社会人。

中途半端な説得では、信用してもらえません。

説得の仕方によっては、説得力にずいぶん違いが出てきます。

たとえば「職場で人間関係のトラブルがあったとき、どんな方法で乗り切るか」という質問があるとします。

面接に通らない人は、精神論と大げさな副詞で説得します。

「絶対大丈夫です」

「私はとても社交的で、人付き合いには大変自信があります」

「どんな困難があっても、絶対諦めません」

発言に力があり、自信を表現しているのはわかります。

しかし面接官は、こうした発言を聞きながら「その自信の根拠はどこから来るのだろうか」と思います。

「頑張ります」「我慢します」「諦めません」などの精神論が目立つ。

力強い発言の割には信用されず、あっさり聞き流されます。

応募者は「これほど一生懸命アピールしているのに、なぜうまくいかないのだろうか」と悩むのです。

一方、面接に通る人は、方法論と具体例で説得します。

たとえば、体験談です。

自分がアルバイトをしたとき、実際に直面した人間関係のトラブルを引き合いに出して語ります。

実際にあった出来事は、語るとき、自然と具体的な表現になります。

どんな方法で乗り越えて、解決したのか。

実際にあった出来事であるため、話も方法も具体的になり、面接官は描写しやすくなります。

実績であるため、信頼性も高まるのです。

面接に通る人と通らない人の違い(18)
  • 面接官は、方法論と具体例で説得する。
面接に通らない人は、きれいな答えを心がける。
面接に通る人は、自分らしい答えを心がける。

面接に通る人と通らない人の30の違い

  1. 面接に通らない人は、加点を狙う。
    面接に通る人は、減点を避ける。
  2. 面接に通らない人は、回答のすべてを覚える。
    面接に通る人は、回答の要点だけ覚える。
  3. 面接に通らない人は、課程から話す。
    面接に通る人は、結論から話す。
  4. 面接に通らない人は、応募者の立場だけ経験する。
    面接に通る人は、面接官の立場も経験する。
  5. 面接に通らない人は、うつむきがちで、常に無表情。
    面接に通る人は、前を向いて、常に笑顔。
  6. 面接に通らない人は、面接を怖がる。
    面接に通る人は、面接を楽しむ。
  7. 面接に通らない人は、スーツに着られている。
    面接に通る人は、スーツに着慣れている。
  8. 面接に通らない人は、服装自由と言われ、私服で参加する。
    面接に通る人は、服装自由と言われても、スーツで参加する。
  9. 面接に通らない人は、腕時計が派手。
    面接に通る人は、腕時計がシンプル。
  10. 面接に通らない人は、面接官の「楽にしてください」を信じる。
    面接に通る人は、面接官の「楽にしてください」を信じない。
  11. 面接に通らない人は、能力で差をつけようとする。
    面接に通る人は、人間性で差をつけようとする。
  12. 面接に通らない人は「お願いいたします」と言いながら、お辞儀をする。
    面接に通る人は「お願いいたします」と言ってから、お辞儀をする。
  13. 面接に通らない人は、歩きながら挨拶をする。
    面接に通る人は、立ち止まってから挨拶をする。
  14. 面接に通らない人は、まったく前置きがない。
    面接に通る人は、適切な前置きがある。
  15. 面接に通らない人は、隣の人の話を聞いていない。
    面接に通る人は、隣の人の話も聞いている。
  16. 面接に通らない人は、自分だけ受かろうとする。
    面接に通る人は、みんなで受かろうとする。
  17. 面接に通らない人は、ちらっと時計を見る。
    面接に通る人は、きちんと面接官を見る。
  18. 面接に通らない人は、精神論と大げさな副詞で説得する。
    面接に通る人は、方法論と具体例で説得する。
  19. 面接に通らない人は、きれいな答えを心がける。
    面接に通る人は、自分らしい答えを心がける。
  20. 面接に通らない人は、自己PRや志望動機を、どの企業にも使い回す。
    面接に通る人は、自己PRも志望動機も、企業ごとに変える。
  21. 面接に通らない人は、若者言葉を使う。
    面接に通る人は、礼儀正しい言葉を使う。
  22. 面接に通らない人は、短所をひたすら隠す。
    面接に通る人は、短所を長所として表現する。
  23. 面接に通らない人は「本当は働きたくない」と思っている。
    面接に通る人は「本当に働きたい」と思っている。
  24. 面接に通らない人は、持っている資格をすべて答える。
    面接に通る人は、仕事に関係した資格だけ答える。
  25. 面接に通らない人は、不快な質問に腹を立てる。
    面接に通る人は、不快な質問を喜ぶ。
  26. 面接に通らない人は、自信を表現しようとして横柄になる。
    面接に通る人は、自信を持っても、謙虚は忘れない。
  27. 面接に通らない人は、とにかく残業を嫌がる。
    面接に通る人は、残業に協力的。
  28. 面接に通らない人は、本番だけ入念。
    面接に通る人は、準備と復習も入念。
  29. 面接に通らない人は、答える順が普通。
    面接に通る人は、答える順がユニーク。
  30. 面接に通らない人は、面接室にいる間だけ面接だと考える。
    面接に通る人は、家から出て、戻るまでが面接だと考える。

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