ほかの応募者と一緒に、対面式の面接を受ける場合があります。
集団面接です。
面接官の質問に対して、1人ずつ答えていく流れが一般的です。
この集団面接では、面接に通る人とそうでない人に、大きな違いがあります。
面接に通らない人は、隣の人の話を聞いていません。
考えていることと言えば、自分の発言のことばかり。
自分の順が回ってくるまでの間、少しでも立派な回答をするため、全神経を自分に集中させています。
人の話は、自分には関係ないため、聞いていません。
そのため、面接官から「隣の人の意見についてどう思いますか」と突然話を振られたとき、うまく答えられません。
「ぼうっとしていたな。話を聞いていなかったな」とわかり、評価を下げられるのです。
一方、面接に通る人は、隣の人の話も聞いています。
自分の考えを整理しつつ、隣の人の意見も聞いているのです。
納得できたときは、首を縦に振って、きちんとうなずきます。
うなずけば、面接官に「隣の人の話も聞いていますよ」というアピールにもなります。
面接官から話を振られても、さっと答えられます。
隣の人の意見を参考にした答え方もできるため、より適切な回答がしやすくなるのです。