すべてをしようとしないことです。
就職活動対策の本のアドバイスにすべて従おうとすると、おそらく生活が破綻するはずです。
「アルバイトをしよう」
「ボランティアをしよう」
「OB・OG訪問をしよう」
「企業説明会に出席しよう」
「インターンシップをしよう」
いろいろなことを「しよう、しよう」と書かれていると、ふと思う疑問があります。
「本当に必要なのだろうか」と思うのです。
アドバイスをされると、必要性を感じなくても、しなければいけないような感覚になりがちです。
しかも、もししなければ、サボっているような気がして罪悪感を抱くのです。
もちろんすべてを経験できればベストです。
しかし、すべて経験するのは、体力・時間・お金を考えて不可能です。
必要性を感じないことを、義務感だけでするのはつらいだけでしょう。
あれもこれも対応していると、貴重な学生生活を圧迫する可能性があります。
そこで必要なのは、省略する勇気です。
「自分には必要ない」と思ったことは、思い切って省略しましょう。
OB・OG訪問に必要性を感じなければ、無理に訪問する必要はありません。
ボランティアも、必要性がなければ、無理にしなくてもいい。
必要性を感じない企業説明会なら、無理に出席しなくていいのです。
本に書かれているアドバイスは、あくまでアドバイス。
「したほうがいいですよ」という程度であり「しなければならない」という意味ではありません。
アドバイスされていることでも「自分には必要ない」と思ったことは、省略する決断も必要です。
何かを省略した分、余裕が生まれます。
必要なことに集中できるようになるのです。