経歴には、受賞歴を記載する欄が設けられています。
一般的には「賞罰」の欄です。
少しでも印象をよくするため「受賞歴はすべて記載したい」と思うでしょう。
しかし、すべて記載すべきかは、受賞内容によります。
少なくとも、無名の賞は、記載が必須ではありません。
受賞回数が多くても、無名の賞ばかりでは、アピールが弱いでしょう。
賞として記載するのは、社会的に認められた賞に限ります。
大切なのは、受賞した数ではなく、質です。
受賞歴は、社会的に知られた賞を1つ記載するほうが、強くインパクトを与えることができます。
国際レベルの大会・競技・文化活動では、入賞までが対象です。
国内レベルの大会・競技・文化活動では、ベスト3までが対象です。
ただし、社会的に認められている賞は、この限りではありません。
判断が難しければ、先生や友人など、第三者に相談するのがいいでしょう。
無名の受賞歴は、記載しなくても、経歴詐称になりません。
採用後に受賞が発覚しても、内定の取り消しや解雇される理由にはならないため、安心してください。