執筆者:水口貴博

履歴書の書き方で心がける30のポイント

23

取得している資格は、すべて書けばいいわけではない。

取得している資格は、すべて書けばいいわけではない。 | 履歴書の書き方で心がける30のポイント

履歴書の資格の欄には、取得している資格を書きます。

「取得している資格をすべて書こう。たくさん資格があればアピールになるだろう」

そう思いますが、ちょっと待ってください。

取得している資格をすべて書けばいいのかというと、違います。

もちろんTOEICや漢字検定など、どんな職種でも通用する資格ならいいのです。

一般に知れ渡り、幅広く活用されることが期待できる資格なら、職種にかかわらず、堂々と書けばいいでしょう。

しかし、仕事に無関係の資格は、記載に注意が必要です。

たとえば、IT関係の企業向けの履歴書で、鉄道・アニメ・音楽関係の検定などを書くのは、ふさわしくありません。

取得している資格が事実でも、仕事に無関係の資格は「企業の売り上げに貢献しない」と判断されます。

場合によっては「別の業界に就職したほうがいいのでは」と、誤解を招く可能性もあるでしょう。

また、資格をたくさん書きすぎると、本当に強調したい資格が目立ちにくくなります。

仕事に無関係の資格は、あえて書かない勇気が必要です。

資格を書くなら、仕事につながるような資格を、厳選しましょう。

IT業界なら「LPIC」「Oracle Master」など、ITに関係した資格です。

アパレル業界なら「カラーコーディネーター」「色彩検定」など、ファッションに関係した資格です。

仕事につながる資格を厳選することで、採用担当者は「企業の利益に貢献してくれそうだ」という期待を抱くのです。

履歴書の書き方で心がけるポイント(23)
  • 取得している資格は、すべてではなく、仕事につながる資格を厳選して書く。
TOEICの点数が低い場合、履歴書に記載しないほうがいいのか。

履歴書の書き方で心がける30のポイント

  1. 履歴書は、ラブレター。
  2. 履歴書に、決まった様式はない。
  3. 履歴書や職務経歴書のサイズに、決まりはあるのか。
  4. 履歴書に、無表情の写真を使わない。
  5. 履歴書の写真は、自分で撮らない。
  6. 就職したい企業が決まる前に、履歴書を書いていい。
  7. 履歴書は、手書きが基本。
    ただし、例外もある。
  8. 履歴書を書くとき、鉛筆は論外。
  9. 「字に自信がないからパソコンで作成」と、安易に考えない。
  10. ボールペンか万年筆。
    どちらで書くほうが好印象になるか。
  11. 履歴書にふさわしい字の大きさとは。
  12. 履歴書は、枠の中に収めるように書くのが無難。
  13. 履歴書に書く名称は、略称ではなく、正式名称。
  14. 履歴書に書く数字は、漢数字ではなく、アラビア数字。
  15. 履歴書は、和暦と西暦のどちらで記載すべきか。
  16. 履歴書に記載する学歴は、いつから書けばいいのか。
  17. 履歴書に嘘を書くと、経歴詐称になる。
  18. 高等学校卒業程度認定試験に合格すれば、最終学歴も高卒になるのか。
  19. 家業を手伝っていた場合の履歴書の書き方。
  20. 辞めたサークル活動は、書けるのか。
  21. たった1文字の誤字脱字が、不採用につながることもある。
  22. 資格を取得していなくても、取得の見込みがあれば記載できる。
  23. 取得している資格は、すべて書けばいいわけではない。
  24. TOEICの点数が低い場合、履歴書に記載しないほうがいいのか。
  25. 趣味・特技などの欄は、自由に書きすぎない。
  26. 無趣味でも「特になし」と書かない。
  27. 書きにくい項目は、どう書けばいいのか。
  28. パソコンで履歴書を印刷するなら、紙の質に注意。
  29. 履歴書の日付は、作成日なのか、提出日なのか。
  30. 履歴書の確認は、黙読だけでは不十分。

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