執筆者:水口貴博

ニートの就職活動を支援する30の言葉

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最初からスタートダッシュを期待するのは、ナンセンス。

最初からスタートダッシュを期待するのは、ナンセンス。 | ニートの就職活動を支援する30の言葉

最初からスタートダッシュを期待していませんか。

テレビの見過ぎです。

テレビは、平凡なことをわざわざピックアップして、放送しません。

テレビは、変わった様子だから、放送しているのです。

つまり、テレビで映っている映像は「当たり前の様子」ではなく「変わった様子」と思っていいでしょう。

テレビでは、スタートダッシュでうまくいくシーンを見かけますが、現実ではほとんどありません。

スタートダッシュできるのは、多くのチャンスに恵まれた、ごく一部の人だけです。

人、物、金、タイミングなどの条件がそろい、初めて得られます。

普通ではなく、特殊なケースと考えるのが妥当です。

ほとんどの場合、物事の始まりは、ゆっくりです。

勉強も、仕事も、新生活も、そうです。

手順も方法もわからないのですから、手探りの状態になります。

手探りですから、スピードが出るはずがありません。

カタツムリのように、ゆっくりになるのです。

そもそも物事の始まりは、ゆっくりにしたほうが、うまくいきます。

ゆっくりから得られるメリットに注目してください。

ゆっくりだから、頭が悪くても、基本をきちんと押さえられます。

ゆっくりだから、余裕が生まれ、楽しみながら進めることができます。

ゆっくりだから、身の丈に合わせて、成長を拡大させることができます。

しっかり土台を固めることができるのです。

スピードは、後から身につきます。

しばらくすれば慣れができるため、スピードがじわりじわり上がるのです。

ニートの就職活動を支援する言葉(5)
  • 最初は、ゆっくりから始める。
就職の準備は、自分の部屋でしないほうがいい。

ニートの就職活動を支援する30の言葉

  1. 一瞬でも「就職してみようかな」と思うのは、意欲がある証拠。
  2. 他人の不幸を笑う時間を、就職活動に回す。
    建設的な時間になるだろう。
  3. ベッドの上は、ニートにとって、危険がいっぱい。
  4. いきなり高みを目指さない。
    できる範囲から活動しよう。
  5. 最初からスタートダッシュを期待するのは、ナンセンス。
  6. 就職の準備は、自分の部屋でしないほうがいい。
  7. 世の中には、ニートを必要としている会社がたくさんある。
  8. 最初の1社が受け終われば、就職活動の半分は終わったと思っていい。
  9. うまくいかなくてもいい。
    よくないのは、何も行動しないこと。
  10. ニートから脱出できた体験談に難癖をつけるから、いつまでも脱出できない。
  11. 給料が少なくても、自活できていれば、立派な社会人。
  12. 仕事の意味は、仕事をしながら考えればいい。
  13. 迷惑をかけるつもりにならないと、ニートから脱出できない。
  14. 就職活動は期限を設けたほうが、張りが出る。
  15. 「1番でなければ仕事ができない」というのは、思い込み。
  16. 「厳しい」と考えると、気力を奪う。
    「楽しい」と考えると、気力が湧く。
  17. すべて自分の責任にしない。
    すべて相手の責任にしない。
  18. ニートも社会人も、実情は、同じことの繰り返し。
  19. ニートでも、懸命に就職活動する姿は、かっこいい。
  20. 就職難と言われる時代でも、常に募集のある仕事。
  21. やる気が出ないのは、やりたいことではないから。
  22. 勢いが出れば、もっと勢いが出るように心がけよう。
  23. 人と会うのが苦手なら、人と会わなくていい仕事をすればいい。
  24. 面接で、ニートの空白期間を聞かれたときの答え方。
  25. 不採用の通知を受け取るのも、1つの前進。
  26. 空白期間が理由で面接に落とされたなら、喜んでいい。
  27. 不採用に、いちいち腹を立てない。
    次に行こう。
  28. 「ニートから脱出した」という武勇伝は、元ニートしか話せない。
  29. 週に1日でも仕事をすれば、ニートから卒業になる。
  30. ニートの就職に、手遅れはあるのか。

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