何のために、就職活動をするのか。
それは将来「ニートから脱出した」という武勇伝にするためです。
成功談の中でも、どん底から這い上がった話は、特に人の心を動かします。
現在ニートである人は、内定をもらって、仕事をするだけでいいのです。
人生とは、不思議です。
普通の人が、普通に就職をしても「よかったね」という一言で終わります。
しかし、ニートが就職できれば「素晴らしい。偉い。よく頑張った」と、大げさに褒められます。
「仕事をする」という点は同じでも、ニートのほうが「這い上がった」という印象が強いため、褒められやすいのです。
だからニートは、頑張って就職活動をしてほしい。
いつの日か「ニートから脱出した」という武勇伝にするためです。
「ニートから脱出した」という武勇伝は、元ニートしか話せません。
就職までの道のりが大変であるほど、武勇伝らしくなります。
大変ですが、価値はあります。
内定をもらうだけで、将来「ニートから脱出した」という武勇伝ができるようになります。
ゆくゆく、自分の体験談が、ほかのニートを元気づかせることもあるでしょう。
「どうやってニートから脱出したのか」と聞かれたとき、胸を張って答えている自分をイメージしましょう。
内定をもらって、社会人として仕事をするだけでいいのです。