ニートが面接を受けるとき、必ず聞かれる質問があります。
空白期間についてです。
「仕事をしていない時期があるのはなぜか。何をしていたのか」
そう聞かれると、やはり返事に困ります。
「ニートをしていました」「遊んでばかりでした」「特に何もしていません」などとは言いにくいです。
正直に言いたいところですが、正直に言いすぎるのも、採用担当者の心証を悪くするでしょう。
この場合の返事にはコツがあります。
ニートの時期に達成した小さな実績を、大げさに答えるのです。
米粒ほど、小さな実績でいいのです。
いくらニートとはいえ、小さな実績なら1つくらいあるはずです。
たとえば、資格の勉強をしていたなら「資格の勉強をしていました」と答えます。
実際に取得した資格が1つでもあれば、説得力がありますし、体裁も整います。
もし日雇いのバイトを1日でもしていたなら「日雇いのバイトをしていました」と答えます。
1日でも日雇いのバイトをしているなら、嘘にはなりません。
家事手伝いを1時間でもしていたなら「家の手伝いをしていました。体力には自信があります」と答えます。
少なくとも前向きな印象は伝わるでしょう。
もし本当に何もしていなければ「自分にふさわしい仕事を探していました」と言えばいいのです。
1時間でも考えたことがあるなら、嘘にはなりません。
ニートの期間が長ければ「資格の勉強をしながら家の手伝いをしていました」など組み合わせて、つじつまを合わせます。
小さな実績を大げさに答えること。
嘘はいけませんが、大げさは許容範囲です。
ニートの時期にしていた前向きな行動を大げさに答えることで、空白期間の説明がうまくできるでしょう。
必ず聞かれると思って、返事をしっかり準備してから、面接に向かいましょう。