紫外線そのものは、目に見える光ではありません。
光とは違い、人の目には見えない不可視光線です。
熱も一切ありません。
強い紫外線に当たっても、まったく熱を感じないのです。
私たちの多くは、日差しの強いほど紫外線も強いのだろうと考えてしまいがちです。
暑い季節に、照りつけるような日差しが当たると、それだけたくさん紫外線が当たっているような感覚を抱きます。
しかし、先ほども言いましたが、紫外線そのものは、目に見えるわけでも、熱があるわけでもありません。
目に見える日差しの強弱で判断するのは、よくないのです。
特にUV-Aは、厄介です。
物質を通り抜ける力が強い紫外線です。
曇りの日でも、かなりの量のUV-Aが降り注いでいます。
雲の状態にもよりますが、直射で当たる場合を100と考えたとき、曇りの日はおよそ60です。
熱くもなく、まぶしくもなくても、すごい量が照りつけていると考えて間違いありません。
雨が降っている日ですら、UV-Aは降り注いでいます。
目に見える日差しの強弱は参考の1つにはなりますが、紫外線の強さも正比例するわけではないのです。
たとえ、寒い曇りの日でも、紫外線対策は必須なのです。