プレゼンでは、ゆっくり話をしましょう。
みんなに聞こえるよう、大きめの声で発表します。
あらかじめそういう意識をしておくことが大切です。
しかし、問題はここからです。
本番になると、よくある失敗があります。
緊張して、ゆっくり話をしようとする心がけを、すっかり忘れてしまうのです。
私の場合、何度もその経験をして失敗しました。
意識をするとはいえ、実にもろい。
本番は緊張のため、事前に意識したことなど、すっかり忘れているのです。
頭が真っ白になるとは、まさにこのことです。
では、どうすればいいのでしょうか。
私が取った確実な方法があります。
プレゼンの資料に「ゆっくり大きな声で話をする」という注意書きを書き込みましょう。
もちろんほかの人に見られては恥ずかしいので、自分が使う資料だけに書き込みます。
頭で覚えていると、緊張しているときに忘れます。
しかし、プレゼンに使う資料に書いておけば、忘れることはありません。
発表の途中では、しばしば資料に目を向けることでしょう。
そのたびに「ゆっくり話をすること」という注意書きが目に飛び込んできます。
その瞬間、はっと思い出し、緊張によって忘れがちな意識を取り戻すことができるのです。