執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。

2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。 | 犬を上手にしつける30の方法

動物病院へ運ばれる多くは、当然、調子が悪くて運ばれてくる場合が大半です。

特に多いのが「足のけが」です。

足を大きく擦りむいて血を流したり、足の骨を痛めたりして、動物病院にやってくる犬が多いです。

散歩中に、どこかにつまずいてけがでもしたのだろうと思います。

もちろん散歩中につまずいてけがをすることもありますが、室内でのけがも多いことをご存じですか。

「え? 室内?」

安全に思える室内ですが、けがをしやすいところがあります。

その原因を、私たちの多くが見落としています。

階段です。

階段で足を踏み外した結果、足にけがをして動物病院に運ばれるケースが多いです。

家庭によっては、2階建ての家もあることでしょう。

犬を自由に行動させて、階段を使って2階への上り下りを許している家庭も多いのではないでしょうか。

厳密に言えば、犬を2階へ上がらせるのはよくありません。

犬が階段を下りる際、足を踏み外して転げ落ち、大きなけがをする可能性もあるからです。

ここを見落としやすい。

階段は、あくまで人間用のために作られた段差です。

人間には1つの段差が小さく何も問題ありませんが、犬には大きな段差に感じ、上り下りに苦労します。

家の構造によっては、階段の傾斜も段差が大きいところもあります。

下りるときにうっかり足を踏み外すと、1階まで一気に転げ落ち、足を痛めることがあります。

いくら犬とはいえ、やはり階段から転げ落ちて打ち所が悪ければ、けがをします。

最悪の場合、骨折するケースもゼロではありません。

家の中を自由に行動させてあげたい気持ちはあっても、万一を考えるなら、2階へ上がらせるのは控えておくほうが無難です。

家の構造上、難しい場合もありますが、可能であれば「犬が移動できるのは1階だけ」とルールを作っておくと安心です。

犬を上手にしつける方法(25)
  • 犬を、2階へ上がらせないようにする。
犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。

犬を上手にしつける30の方法

犬を上手にしつける30の方法
  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
    犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。<br>本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
    マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
    しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
    家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
    犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
    「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
    犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
    いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
    おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
    犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
    飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
    犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
    どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
    犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
    飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
    いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
    散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
    おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
    犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
    食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
    どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
    不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
    湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
    犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
    2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
    犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
    「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
    犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
    慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。
    場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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