私は以前、占い師に手相を見てもらったことがあります。
「どうせ適当なことを言うんだろう」
手相を見てもらうまで、あまり信じていませんでした。
しかし、手相を見てもらった結果、まさに私の性格や考え方まで当てられました。
度肝を抜かれた私は、質問をしたくなりました。
「なぜわかったのですか」
不思議で、占い師の手相の仕組みを知りたかった。
話を聞くところによると、手にはその人の「行動」や「考え方」がはっきり現れるといいます。
手を使う仕事をしている人は、手のしわが多くて深くなります。
手を動かしているということは、体もよく動かしているということなので、その人は健康になるだろうという未来が見えます。
一方、手の変なところにしわがあると、その人の行動や考え方は曲がっているといいます。
変なことを考えていると変な行動をするので、その行動に乗じて手のしわのよりかたも曲がってくる。
このように説明を受けた私は、占いとはいえ科学的根拠があるのだと感心しました。
適当なことを言っているのではなく、根拠があるようです。
しかし、しわのよりかたでわかるのは手だけではありません。
実は、服もそうです。
服のしわは、その人の行動や考え方が映し出されます。
不自然なしわのよりかたには必ず何か理由があります。
たとえば、脱いだ服をたたんでいないこと。
座るときに、不自然な姿勢で座っていること。
クリーニングやアイロンをかけていない、面倒だと思う心。
服のしわとはいえ、しっかりその人の心の状態が見て取れます。
まさに「服のしわは心のしわ」です。
顔のしわは、老化なので許せます。
しかし、服のしわは、本人の気持ちが緩んでいるだけです。
心の緩みは、見事、服のしわに現れます。
そういうところこそ、その人の本性が映し出されています。
ちょうどまさに今のあなたの服装はいかがですか。
自分の服のしわをチェックしてみましょう。
服にしわが寄っていませんか。
しわのない服は、最低限の身だしなみです。