原始時代に遡ります。
男は、洞穴で待つ妻や子どもたちのために食料を調達しようと「狩り」に出かけました。
マンモス・シカ・象との戦いに勝って、食料を調達しました。
妻も狩りに出かけたいところですが、なかなか難しい事情があります。
生まれつき筋力が乏しく、体力もあるわけではありません。
ましてや妊娠して大きくなったおなかで、狩りのために戦うというのは不可能に近いことです。
子どもを産んだ後も、未熟な子どもをほうっておくわけにもいきません。
その点、男性は生まれつき筋力が強く、妊娠することもありません。
つまり、男性は狩りに向いています。
待っている妻や子どもたちのために、多くの動物を狩って、食料を調達するのが、男性の仕事でした。
この形態は、原始時代の話ではありません。
もちろん時代は大きく変化を遂げたものの、基本的な形態は現代も変わりません。
男は、食料を調達するために、会社に出かけました。
体力も技術も辛抱も十分な男性は、会社で仕事を精力的にこなして、お金を稼ぎました。
女性も社会に出て仕事を精力的にこなしたいところですが、なかなか難しい事情があります。
生まれつき筋力や体力が乏しいため、筋力や体力が要求される仕事などには向いていません。
もちろん女性ができる事務や受付などもありますが、避けられない事情があります。
妊娠です。
妊娠をすれば、動くことさえままなりません。
子どもを産んだ後も、未熟な子どもをほうっておくわけにもいきません。
子どもを保育園などに頼ることで女性は社会進出しやすくなり、家族形態も大きく変わりましたが、十分とは言えない状況です。
そうした生物的な事情があり、やはり仕事を精力的にこなしてお金を稼ぐのは、まだ男が主体になっています。
「男尊女卑」のつもりで言っているわけではありません。
男性と女性という生まれつきの身体的特徴があるため、社会的な役割も異なります。
原始時代に「狩り」をすることで男らしさを表現したように、現代社会では「経済力」で男らしさを表現することになります。
男のステータスは、まさに「経済力」です。
たくさんのお金を稼ぐことができる力です。
お金がたくさん稼げるということは、妻を楽にさせ、子どもたちに豊かな教育を受けさせられるという保証になります。
男らしさは、まず経済力から磨いてください。
妻や子どもを養えるだけの経済力をつけることが、最低限、男性に要求される男らしさです。
すべては、そこから始まるのです。