人の本性は、普段は見えません。
普段は周りに人がいるので、変なところを見られないように気をつけています。
服装に気をつけたり、髪型に気をつけたり、言葉遣いに気をつけています。
しかし、ある瞬間に、ふわりと内面が現れます。
「何気ないしぐさ」です。
たとえば、部屋のドアを閉めようとしたとき、両手がふさがっているときがあります。
そんなとき、うっかり足で閉めようとする人がいます。
おしぼりで手を拭くのはいいですが、拭き終わってすっきりしたら、おしぼりをたたまずテーブルに置いてしまいます。
読み終わった新聞のたたみ方が乱暴になっていることもあります。
「面倒だな」と思ったときこそ、要注意です。
面倒だと思った瞬間、気を抜いてしまい、しぐさが乱暴になってしまいます。
では、何気ない習慣を直すためにはどうすればいいのでしょうか。
日々の習慣から直すしかありません。
そういう癖があるなら、そういう癖を直すのが一番です。
気を抜いたときでも乱暴にならないように、美しいマナーを最初から体に染み込ませておきます。
どんなときでも作法を忘れないのが、かっこいい男性なのです。