執筆者:水口貴博

成功するための30の勉強力

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辞書の面白さとは、引くつもりのなかった言葉を引くこと。

辞書の面白さとは、引くつもりのなかった言葉を引くこと。 | 成功するための30の勉強力

辞書の主な使い方は、もちろん「言葉の意味を調べるため」です。

これは基本ですね。

しかし、辞書を愛用していると、ある日「別の面白さ」に気づきます。

「引くつもりのなかった単語を引いてしまうこと」です。

単語を調べている最中に、思わぬ言葉に出会います。

引いた言葉の隣に意外な単語があって、知識の幅が自然に広がります。

ある日「東京」という言葉の意味を調べている途中で、たまたま「灯台」が視界に入りました。

灯台の意味はなんとなく知っていますが、きちんとした意味を、詳しく書かれた辞書で調べたことはありませんでした。

「航路標識の1つ。沿岸航行の船舶に目につきやすく建てられた塔状の構造物で、夜間は灯光を用いて、陸地の遠近・所在・危険部分などを指示し、出入港船舶に港口の位置を示す。(引用:広辞苑こうじえん)」

「陸地の遠近・所在」という意味は知っていましたが「危険部分を指示」という役割は知りませんでした。

「へえ。そうなのか」と驚き、知識の幅が広がります。

ありふれた言葉でも、あらためて意味を深く調べてみると、不足していた意味に気づきます。

「灯台」という言葉の意味を読み進めていくと、関連語に「灯台下暗し」ということわざが目にとまりました。

恥ずかしいことながら、私は「灯台下暗し」を「灯台元暗し」だと勘違いしていました。

辞書を引きながら、赤面している自分がいます。

このように、言葉を引いている途中で、思いもしない言葉の意味に出会ったり、自分の間違った解釈に気づいて赤面したりします。

別の辞書の面白さがあります。

偶然の言葉の出会いを導いてくれるのが、辞書の素晴らしさです。

辞書は使えば使うほど、味が出てきます。

辞書で引くつもりのなかった言葉を引いてしまいましょう。

あなたの見識が、ぐっと広がることでしょう。

成功するための勉強力(13)
  • 引くつもりのなかった言葉を引く。
悩みと疑問を抱いているときが、勉強をする最適な時期。

成功するための30の勉強力

  1. 勉強は、結果が出るまでに時間がかかる。
  2. 勉強をして一番変わるのは「雰囲気」である。
  3. 信号の赤を、チャンスに変える。
  4. アドバイスを求める人ほど行動せず、アドバイスを求めない人ほど行動している。
  5. 「気になる」という気持ちがあるうちに、調べる癖をつける。
  6. 暗い夜に考えていると、気分も暗くなる。
    明るい朝に考えていると、気分も明るくなる。
  7. 「頭がいい」とは、そういう「事実」ではなく「姿勢」である。
  8. 勉強をすれば、喧嘩が減る。
  9. 勉強をしてから目的を決めるのではない。
    先に目的があって勉強する。
  10. 一度しかない人生を悔いなく生きないと、本当に悔いてしまう。
  11. スピードを出しているうちは、疲れを感じない。
  12. 権威のある辞書があると、自信がつく。
  13. 辞書の面白さとは、引くつもりのなかった言葉を引くこと。
  14. 悩みと疑問を抱いているときが、勉強をする最適な時期。
  15. 勉強をする場所は、机の前だけではない。
  16. 遠くへ行けば、旅行になった気になっていませんか。
  17. 勉強のために、文系や理系という区切りは必要ない。
  18. 「何を知るか」より「どう使うか」のほうが大切。
  19. 初めてあったときに、次に会う約束をする。
  20. どんな旅行ブックより、現地の人ほど詳しい人はいない。
  21. 「早起き」という言葉を使うのが恥ずかしいくらい、当たり前の習慣にする。
  22. 今日勉強していることが、未来のあなたを形作る。
  23. 難しい言い回しを使わない努力をすればするほど、知性的になれる。
  24. 本当の知性とは、面白さに気づけること。
  25. 一番前の席が、一番勉強ができる。
  26. 時間術を学ぶ時間があるなら、仕事を当たり前に進めたほうが早い。
  27. 友人と一緒に勉強会を開かない。
  28. 完璧な英語を求めると、話せない。
    不完全な英語でいいと思えば、話せるようになる。
  29. 目的地にたどり着くためには、2つの把握が必要。
  30. 1,000冊以上読んで学んだことは「本を読む暇があれば行動しろ!」という悟りだった。

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