交際が続かない人は、親しくなるにつれて礼儀が失われていきます。
最初は、優しくて礼儀正しいのです。
朝会ったときは「おはよう」と挨拶をして、親切があったときは「ありがとう」とお礼を言います。
ところが交際が長くなるにつれて、だんだん態度が悪くなり、礼儀が失われていきます。
「おはよう」「ありがとう」といった挨拶や感謝の言葉が減っていきます。
プレゼントをもらっても、お返しをすることがなかったりうっかり忘れたりします。
優しい態度も減っていき、だんだん乱暴な態度になります。
相手の都合を考えず、急に呼び出すことが増えます。
名前や愛称で呼ぶことが減って「おい」「あんた」「お前」などの蔑称で呼ぶことが増えます。
どんどん恋人への遠慮がなくなって、言葉や態度が悪くなる一方です。
「付き合いも長いし、なれなれしくしてもいいだろう。いちいち挨拶やお礼をしなくてもいいだろう」と思っているのです。
無礼を好む人はいません。
なれなれしい態度も、限度を超えると、不快感を与えます。
いくら交際関係とはいえ、節度を失うのは不和の原因になります。
2人の関係にひびが入り、悲しい結末を迎えることになるのです。
もちろん交際が始まれば、ある程度なれなれしい態度になることはあります。
ずっと堅苦しい態度でいるわけにもいかないので、親しい関係になるにつれて言葉や態度を崩していくことはあって当然です。
しかしなれなれしい態度になっても、礼儀を忘れるのは良くありません。
あまりに礼儀が失われるのは、不和の元です。
礼儀がなくなると、どんな人間関係もうまくいきません。
大切なのは「礼儀を守り続ける姿勢」です。
親密な交際関係であっても、礼儀はきちんと守り続けることが大切です。
交際が続く人は、親しくなっても礼儀を忘れません。
会うたびに「おはよう」と挨拶します。
ちょっとしたことにも「ありがとう」と口にして、感謝の言葉を忘れません。
どれだけ親密な間柄になっても、最低限の礼儀を心がけます。
きちんと礼儀があるため、良好な関係が保たれ、交際も続いていくのです。