仕事をするとき、いちいち頑張ってはいけません。
熱くなったり気合を入れたりしてはいけません。
仕事は、特別なことではなく、普通のことです。
すごいことでも珍しいことでもなく、毎日行う当たり前の日常です。
熱くなったり気合を入れたりしないと始められないのは「まだ仕事に慣れていません」と言っているのと同じです。
仕事に特別な感覚があって、まだ十分慣れていません。
仕事は人生の大半を占めるものですから、いちいち熱くなったり気合を入れたりしていると、フットワークが悪くなります。
余計なところでエネルギーを消耗することになって長続きしません。
あなたが朝起きて顔を洗うときを思い出してください。
いちいち熱くなったり気合を入れたりしないはずです。
いちいち考えたり迷ったりしていないはずです。
無意識に体が動いて、淡々とこなしているはずです。
それは完全に習慣化され、生活の一部になっているからです。
仕事も同じです。
仕事を淡々とできるようになったら、完全に習慣化され、生活の一部になったということです。
朝起きて顔を洗うのと同じように、仕事も淡々と取り組むのです。
できるだけ淡々と取り組めるようになることです。
熱くなったり気合を入れたりする必要をなくし、淡々とこなすようにします。
仕事前の儀式はあっていいですが、あまり大げさな儀式にならないよう注意してください。
「頑張る」という感覚がゼロになれば理想的です。
自然と体が動き始め、さっと仕事に取りかかれます。
ストレスを感じにくくなるので疲れにくくなり、集中力が持続します。
仕事がどんどん進んでいき、結果もどんどん積み重なります。
気づいたら「大きな結果を残していた!」となります。
自分が行った仕事結果に驚くのです。
できるだけ普通の感覚にして、生活の一部にしましょう。
力も気合も入れなくても、普通にできるようになりましょう。
仕事を淡々とできるようになったら、成功は近いのです。