最高点が出ても、自分の実力だと勘違いしないことです。
最高点は、たまたま、出ることがあります。
たまたま調子がいいときに、たまたまタイミングが合い、たまたまうまくいきました。
偶然が続いたおかげで得られた最高点を、自分の実力と勘違いするのが、一番危ないです。
最高点で舞い上がると、正常な判断を失います。
最高点を基準に考えると、それからの道が苦しくなります。
「あれ、おかしいな。できない。なぜだろう」という、苦痛の日々が続きます。
理想と現実のギャップに苦しんで、心の整理がうまくできないのです。
最高点は、実力ではありません。
最高点は、ちょっとした思い出です。
あっても、あまりこだわらないほうがいいです。
自分の本当の実力は、平均点です。
平均点が上がるのは、偶然ではできません。
日頃からの努力の結果です。
大切なことは「最高点を狙う努力」ではなく「平均点を上げる努力」です。
平均点は、短時間で大きく変わるものではありません。
ゆっくり変わるものです。
平均点を見れば、自分の成長がゆっくり変化していくのが、落ち着いて把握できます。
平均点を上げたければ、とにかく量をこなすことです。
経験、経験、また経験です。
たくさん量を経験すれば、経験値が上がり、質が自然と上がります。
質とは、量の集まりです。
たくさんの量をこなして、少しずつ平均点を上げていきましょう。
何事も、慣れです。
本当の実力を身につけるには、量しかないのです。