仕事の後に楽しい予定があると「早く仕事終わらないかな」と思います。
時計を見ては「早く仕事が終わらないかな」とため息をつく。
しばらくしてまた時計を見ては「早く仕事が終わらないかな」と繰り返す。
仕事の後の予定が楽しみであればあるほど、心の中で「早く仕事が終わらないかな」と祈ることでしょう。
このとき、よくある不思議な現象があります。
「早く仕事終わらないかな」と思えば思うほど、時間の進み方が遅く感じるのです。
5分が10分のように感じ、10分が20分のように感じます。
あたかも時間の流れ方が遅くなったかのようです。
時計が壊れているのではないかと疑ってしまうほど、時間の進み方が異様に遅く感じられる。
「早く仕事終わらないかな」という気持ちとは逆に、どんどん時間の進み方が遅くなってしまうのです。
これは時間を気にしすぎているために起こる現象です。
ちらちら時計を見れば見るほど時間を気にすることになり、かえって時間の進み方が遅く感じられるようになるのです。
時間の進み方は常に一定です。
1時間は1時間です。
時計をにらもうと見つめようと、時間が早く進むわけではありません。
物理的な時間は変えられませんが、体感時間なら変えられます。
「早く仕事終わらないかな」と思ったら、体感時間が短くなる工夫をしましょう。
そんなことができるのかと思いますが、もちろん可能です。
目の前の仕事に集中すればいいのです。
いったん仕事の後の予定は忘れ、目の前の仕事のことだけ考えるようにしましょう。
これでもかと言うほど、しっかり集中します。
時計を見る暇もないくらい、神経のすべてを仕事に集中させましょう。
すると面白い現象が起こります。
時間の進み方が早くなります。
20分が10分のように感じ、10分が5分のように感じます。
あっという間に時間が経ち、気づけば終業時間になっています。
「あれ、もうこんな時間だ!」と、未来にタイムスリップしたかのような感覚に驚くはずです。
目の前の仕事に集中することで時間を忘れることになり、結果として体感時間が短くなります。
体感時間が短くなる工夫をしましょう。
目の前の仕事に集中することが「時間を忘れる」という状態になります。
結果として体感時間を短くすることが可能になります。
「早く仕事が終わらないかな」と思うときほど、目の前の仕事に集中して時間を忘れましょう。
集中すればするほど時の感覚が薄れていき、体感時間は短くなります。
目の前の仕事に集中すればスムーズに進む上、体感時間も短くなるので一石二鳥です。
にこにこしながら終業後の予定に繰り出せます。
仕事もプライベートも充実するので、ますます人生が輝いていきます。