執筆者:水口貴博

人間関係の悩みが軽くなる30の言葉

15

苦手をごまかさない。はっきり伝えたほうが、お互いのためになる。

苦手をごまかさない。はっきり伝えたほうが、お互いのためになる。 | 人間関係の悩みが軽くなる30の言葉

苦手かどうか問われたとき、返事に困ることがあります。

苦手な人、苦手な仕事、苦手な食べ物。

苦手か問われたとき、あなたならどう答えますか。

「ちょっと今は都合が悪くて……」

「本当は食べたいけど、今は体調が悪くて……」

「別の用事で急いでいて……」

YESともNOとも言いません。

本当は自分に合わなくても、はっきり「苦手」と言うと、否定的に聞こえます。

相手の気分を害したりチャンスを失ったりしそうな心配があります。

言い方によっては、とげとげしく聞こえ、批判として受け止められる可能性もゼロではないでしょう。

余計なトラブルを避けるため、わざとあやふやな答え方をして、返事をごまかすことがあるのではないでしょうか。

しかし、苦手であるにもかかわらず、あやふやな言い方でごまかすのはよくありません。

あやふやな言い方をすると、きちんと相手に伝わりません。

「そうか。都合があるなら仕方ないね。それなら別の機会を作ろう。きっと喜んでくれるだろう」

そのときは苦手を回避できても、はっきり答えなかったせいで、再び機会が巡ってくるかもしれません。

あやふやな答え方をすると、話がややこしくなります。

あやふや答え方をすると、相手は「嫌い」を「好き」と勘違いする可能性もあります。

回避のつもりが、別のリスクを生んでしまうと、ますます厄介です。

トラブルを避けるつもりで、あやふやな答え方をすると、かえってトラブルを増やしてしまいます。

好き嫌いは、正直に伝えるのが正解

好き嫌いがあるなら、正直に伝えましょう。

「苦手なものは苦手」とはっきり伝えましょう。

好き嫌いは、正直に伝えるのが正解です。

正直に答えるのは、自分のためでもあり、相手のためでもあります。

少し言葉がとげとげしくなるかもしれませんが、それでも伝えたほうがいい。

正直に伝えると、言葉の意味がそのままストレートに伝わります。

誤解がありません。

苦手ははっきり伝えるのが、一番スムーズです。

勇気を出して答えることで、面倒なことが減る

正直に苦手と答えることを、批判のように感じているなら、誤解です。

あくまで「分の好き嫌いを伝えるだけのこと。

正直に自分の好き嫌いを答えるのは、批判でも否定でもありません。

苦手なものは、正直に勇気を出して「苦手」と伝えましょう。

勇気を出して答えることで、面倒なことが減ります。

上手にクッション言葉を使えば、聞きやすくなる

ストレートな言い方に抵抗があるなら「クッション言葉」を使いましょう。

クッション言葉とは、断ったり反対意見を唱えたりするとき、言葉の前に添える言葉のことをいいます。

「申し訳ないのですが」

「言いにくいことなのだけど」

「気を悪くされたらごめんなさい」

クッション言葉を使えば、断ったり反対意見を唱えたりしても、悪い気はしません。

好き嫌いがあるのは、誰にでもあること。

「そうですか。苦手なものは仕方ないですよね」

クッション言葉を使って伝えると丁寧な言い方になるので、相手も理解を示してくれるでしょう。

人間関係の悩みが軽くなる言葉(15)
  • 苦手なものは、あやふやな言い方をせず、はっきり苦手と伝える。
顔を叩かれたのではない。
気合を入れてもらったのだ。

人間関係の悩みが軽くなる30の言葉

  1. あらゆる人間関係は、共通点を探すゲーム。
  2. 人間関係は、生卵を割るのと同じ。
    力加減が大切。
  3. 相手を変えようとしない。
    自分が変わればいい。
  4. 相手の気持ちに立つと、人間関係がスムーズになる。
  5. 目を見るのが恥ずかしければ、目と目の間を見れば、ちょうどいい。
  6. 人の話を聞くのは、映画を見るのと同じ。
    主人公になりきることが大切。
  7. 神様は、苦手な人に変身して、あなたの前に登場する。
  8. 人間関係は、神様へのお供えと同じ。
    一番おいしいものを差し出すから、一番喜ばれる。
  9. 付き合いが長くなるにつれて、相手のことを見なくなっていませんか。
  10. 会話は、連想ゲームと考えるほうが、話題が浮かびやすくなる。
  11. 人を助けるためにお金を使うことは、罪滅ぼしの1つ。
  12. 取っつきにくい人は、端が折りたたまれていないセロハンテープ。
  13. 背中にごみがついている人を見かけたら、人助けのチャンス。
  14. 人は、受け取った愛で評価されない。
    与えた愛で評価される。
  15. 苦手をごまかさない。
    はっきり伝えたほうが、お互いのためになる。
  16. 顔を叩かれたのではない。
    気合を入れてもらったのだ。
  17. 自分の話を誰も聞いてくれないのは嘘。
    どんな話も、必ず自分が、聞いている。
  18. 少し離れてみれば、人間はみんな、同じだ。
  19. 変わった性格の人と出会ったとき、どう思うか。
  20. 人付き合いに疲れたときは、付き合う人数を減らしてみるといい。
  21. 口を手で隠しながら話をする癖で、人間関係の損をしていませんか。
  22. 人の話を聞くだけで、人助け。
  23. 1人に嫌われたくらいで、大げさに考えない。
    世界には、まだ80億人以上もいる。
  24. どんなに打ち解けた仲でも、礼儀だけは忘れない。
  25. 助けを求めるときは、本当の人間関係を確かめるチャンス。
  26. 友人に裏切られたとわかっただけで、御の字だ。
  27. どうしても喧嘩をしたいときの絶対条件。
  28. 人生で最も難しい人間関係は、親子関係。
  29. 離れていく人を無理に引き止めない。
  30. 人間関係は水泳と同じ。
    本だけでは学べないこともある。

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