同棲を解消しにくい状況の1つが、婚約している場合です。
すでに結婚の約束を交わし、お互いの親にも挨拶を済ませている。
ここまで関係が進んだ状態から、別れと同棲解消を言い出すのは、心苦しく感じるでしょう。
婚約破棄は苦渋の決断。
すでに同棲までしているなら、なおさらです。
お互いの親に恥をかかせてしまい、顔向けしづらいはずです。
特に親を説得して同棲を始めたにもかかわらず、最終的に別れることになれば、この上ない恥ずかしさがあるでしょう。
しかし、勇気を持ってください。
婚約しているからとはいえ、強い嫌悪感と違和感があるまま結婚するのは危険です。
結婚後も、一生ずっと合わない人と生活するのは大変になるでしょう。
好きだから同棲を始めたものの、一緒に暮らし始めてから相手の嫌な点に気づいて、愛情が冷めるのはよくあること。
そもそも同棲の本来の目的は、結婚相手としてふさわしいか見極める手段のはずです。
本来の目的で考えるなら「こんなはずではなかった」という結果もあって当然です。
むしろ気づけてよかったと思うことです。
婚約中の同棲解消は残念ですが、仕方ありません。
婚約中の同棲解消は心苦しくても、結婚の失敗に比べれば小さなこと。
情に流されず、義理や罪悪感にも縛られず、大切な決断をしてください。
結婚は無理だと確信すれば、婚約中であれ同棲中であれ、勇気を出して別れることが必要です。