車の運転をしていると、ときどき困った運転マナーの対向車に出くわすことがあります。
急停車したり、ウインカーを出さずに曲がったりするなど、運転マナーの悪い人がいます。
それは運転に不慣れな人かもしれませんし、ただ急いでいただけかもしれません。
そのときに「気をつけてよ!」と、1人言を言ってしまうのは、言うのはわかります。
暴言ではありません。
誰でも、そう思います。
しかし、感情に任せて暴言を大声で吐く人がいます。
たとえば「ばかやろう!」です。
「ばかやろう」は、少し言いすぎではないでしょうか。
その一言で、自分のイメージを下げてしまいます。
私の友人で、おとなしい人がいました。
いつもはおとなしい人なのに、運転すると、急に変わるのです。
本当に驚きました。
「いつもはおとなしい人だけど、実は我慢していただけなんだな。これが彼の本性なのかな」と思いました。
今まで彼に抱いていた印象が変わります。
「おとなしい人」から「不満を我慢している人」と思えるようになってしまったのです。
車の運転で、その人の本性を垣間見ることができます。
たしかに車内で暴言を吐いても、相手には聞こえないでしょう。
しかし、その暴言が、同席者の気分を悪くしてしまいます。
対向車には聞こえなくても、同席者に聞こえます。
私も運転手の暴言で、何度一緒に気分を悪くしたかわかりません。
運転手は、気持ちよく運転したいものです。
つい本音が出やすい瞬間だからこそ、注意したい瞬間です。