多くの人は、金利や利息に注目します。
「金利は何パーセントだろうか」
「利息はいくらになるだろうか」
「金利や利息の条件がもっと良いところはないだろうか」
頭の中は、金利と利息のことでいっぱいです。
血眼になって金利や利息を確かめては、安心したり焦ったりします。
その一方、手数料には無頓着です。
金利や利息に注意が向いている分、手数料の存在を忘れがちです。
しかし、本当に大切なのは、金利や利息より手数料です。
どんなに金利や利息の条件がよくても、手数料が高ければ、好条件の意味がありません。
1年間で得た金利や利息が、たった数回の手数料で帳消しになる場合も少なくありません。
お金を貸す側にとって、手数料は、儲けになる重要な柱。
手数料は、気づかないうちにお金を奪っていく存在です。
やり取りが発生する分だけ、手数料が増えます。
1回は小さな金額でも、積み重なると、大きな金額になります。
世の中には「手数料貧乏」という言葉が存在するほどです。
痛みが感じない傷口のようなもの。
手数料を無視していると「なかなかお金が増えないなあ」と悩まされるのです。