日本の新年には、子どもたちが大金を手に入れるイベントがあります。
お正月のお年玉です。
新年を祝って贈るお金。
たった数日で大金が手に入るため、心待ちにしている子どもたちも多いでしょう。
しかし、お年玉をあげる立場としては、経済的な出費に痛みを感じる人も多いでしょう。
「もったいないな」
「どうせ無駄遣いをするだけだろう」
「不景気だから、お年玉を渡したくない」
つい控えがちな考えが浮かびますが、ここで大切な考え方があります。
お年玉は、投資だと考えるのです。
あなたも幼い頃、大人たちからお年玉をもらったことでしょう。
そのおかげで、お金の失敗がたくさん経験でき、お金の勉強ができたはずです。
無駄遣いも、お金の勉強です。
無駄遣いをすることで、お金の痛みを感じ、じわじわ金銭感覚を身につけていきます。
あなたがそうであったように、次は子どもたちの番です。
「私は子どもたちに投資をしている。無駄遣いをしたとしても、この子たちにとってはいい勉強になるだろう」
勉強費用とすれば「ただで差し出すお金にも意味がある」と考えられるはずです。
お年玉を出し惜しみするのは、大人らしくありません。
お年玉は、子どもたちへの投資だと思い、にこにこしながら気前よく渡しましょう。
お金を使う喜びを知り、お金の怖さも勉強してもらうのです。