「減税」という言葉を聞いたとき、2種類の人に別れます。
喜ぶ人と疑問に思う人です。
減税されると聞いて「やった。嬉しい」と喜んでいませんか。
たしかに税金が減るなら、生活は楽になると思うでしょう。
しかし、本当に素直に喜べるかどうかは、疑問です。
国が減税するとき、何か裏がある可能性が高いと考えていいでしょう。
自分に例えて考えてみてください。
あなたは、わざわざ自分の年収を減らすようなことはしないはずです。
普通に考えれば、年収を下げるより上げようと考えるでしょう。
減税するのも、同じです。
減税するのは、国の収入を減らす行為。
普通に考えると、不自然なことなのです。
国が十分儲かっている状況ならまだわかりますが、大きな借金のある国が減税するのは、非常に不自然です。
国民にとっては、喜ぶべきことでも、実際は何らかの意図が隠されている可能性があります。
何かを減税した代わりに、別のことを増税するのかもしれません。
改悪の法案を通すため、減税で国民の反感を抑えようとしているのかもしれません。
一部では減税でも、全体としては、増税という場合が少なくありません。
減税と聞いたとき、喜ぶのではなく、疑問に思う習慣をつけてください。
ニュースを見抜く力が養われ、社会の裏側に気づける感性が磨かれます。