そもそも整理整頓って、何のためにするのでしょうか。
「見た目をきれいにするため?」
「部屋の余裕を作るため?」
「友人が来たときに、よい印象を持ってもらうため?」
いろいろな意見が飛んできそうですが、これらは2次的な効果です。
一番の目的は住んでいる人が「生活しやすく住みやすくするため」です。
探しやすく、取り出しやすく、戻しやすく、片付けやすい。
動きやすく、生活しやすく、住みやすくなる。
そのために、整理整頓をするのです。
整理整頓をするときに、一度立ち止まって「何のために整理整頓をするのか」という原点に戻ってください。
ただきれいに整えるというだけでは、整理整頓することが目的となります。
整理整頓は目的ではありません。
手段なのです。
生活しやすく住みやすくするという目的のために、整理整頓という手段で実現させるのです。
突然の友人の訪問に、押し入れの中に服やごみを押し込んで、部屋をきれいに見せることは整理整頓ではありません。
友人が立ち去った後、押し入れを開ければ、押し込んだものが出てきます。
友人のために整理整頓をするのではなく、自分が住みやすくするために、整理をすることです。
自分のために整理をするのだから、友人がきたときだけではなく、普段から整理整頓を心がけることになるのです。