執筆者:水口貴博

学校では教えてくれない30のお金の考え方

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1万円多く稼ぐことより、1万円節約するほうが簡単に感じられる。

1万円多く稼ぐことより、1万円節約するほうが簡単に感じられる。 | 学校では教えてくれない30のお金の考え方

給料が1万円上がると、いつもより1万円節約できたこととは表現が違うだけで、基本的には同じです。

会社ではたった1万円でも給料はなかなか上げてくれません。

「もっと仕事ができるようになったら給料を上げてやる」

「給料を上げてもらいたければ、もっと仕事をしろ」

このように当然の答えが返ってきます。

しかし、1万円の節約なら、すぐできてしまいます。

1万円の節約は、1万円余分に稼いだと同じです。

もう1万円余分にほしいと思うなら、稼ぐ前にまず節約できないか考えてみましょう。

生活の中で、ちょっと贅沢ぜいたくをしているところ(外食、ショッピング、飲み会)を控えめにするだけで、簡単に節約ができます。

人間には、いつもより1万円多く稼ぐことより、1万円節約するほうが簡単に感じられるのです。

「もっと給料、上がればいいのにな」「もっとお金があればいいのにな」と愚痴をこぼすなら、節約をすればいいのです。

給料を上げる努力をするより、節約する努力を先にしましょう。

いくら稼げても贅沢をしていれば、なかなかお金は貯まりません。

いつもの外食を少し減らしたり、古本屋を利用したりすれば驚くほど節約ができます。

私はいつも本を買うときには、まず古本屋へ駆けこむことにしています。

古本屋にある本は、すべて本来の定価より安いものです。

一度誰かが読んだ本を買いとっているため、価格が安いのです。

しかし、値段は半額になっていても、実際はまったくの新書と変わらないきれいさです。

同じ本を買っているにもかかわらず、かかった費用が2分の1、あるいはそれ以下で済むなら、賢い買い物です。

半額で浮いたお金は、働いて余分にもらった給料と同じなのです。

学校では教えてくれないお金の考え方(19)
  • 給料を上げる努力の前に、節約の努力をする。
本には、見えない原価がある。

学校では教えてくれない30のお金の考え方

  1. 世の中の不思議。
    学校では、お金については教えてくれない。
  2. お金は、物々交換から誕生した。
  3. お金とは、世界共通の交換手段。
  4. お金を上手に使える人は、人生を上手に生きられる人。
  5. 清貧を心がけよう。
  6. 使う目的がないと、お金は意味がない。
  7. お金は、薬以上に強力な精神安定剤。
  8. お金を持っているから、みんなから好かれるわけではない。
    お金を使うときの態度が重要。
  9. 節約をして、性格が悪くなっては元も子もない。
  10. お金がまとまって入ってきたときほど、時間を置いて頭を冷やす。
  11. 見栄のためにお金を使うと、失敗する。
  12. 自分のお金で勉強すると、よく身につく。
  13. お金は、英語以上の世界共通語。
    世界の掛け橋になっている。
  14. お金の痛みが、その人の強さに変わる。
  15. お金は、心の余裕。
  16. お金という道具そのものに、人生をかけてしまっている人がいる。
  17. 「けち」と思われる贈り物は逆効果。
    高いほうを選んでおけば間違いない。
  18. お金は働いて得られるもの。
    決してもらうものではない。
  19. 1万円多く稼ぐことより、1万円節約するほうが簡単に感じられる。
  20. 本には、見えない原価がある。
  21. 健康運は、金運とつながっている。
  22. お金は銀行に蓄えるのではなく、知識や知恵に変えて頭の中に蓄える。
  23. 「儲かる」といううまい話には絶対に乗らない。
    お金に絶対はない。
  24. この世は、お金中心で回っている世界。
    お金で解決できることのほうが多い世の中だ。
  25. お金に苦労しない人ほど「給料」より「成長」を欲しがっている。
  26. ギャンブルは、負けるようにできている。
  27. ギャンブルは「儲けたい金額」より「損をしていい金額」を決めてから始めること。
  28. 貯金のときには、目的と金額を決めておくこと。
  29. お金の失敗は早いうちにさせておくこと。
    大人になってからのお金の失敗は痛い。
  30. お金を気持ちに変えよう。
    プレゼントをして感謝をすれば、もっと幸せになれる。

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