執筆者:水口貴博

10代がしておきたい30のこと

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10代の入院は、悪いことばかりではない。

10代の入院は、悪いことばかりではない。 | 10代がしておきたい30のこと

若いうちに、何らかの事情で入院を経験することがあります。

ひどく体調を崩したり、事故によって大けがをしたりなどです。

実は私も、入院の経験があります。

19歳のころ、胃腸炎で倒れ、救急車で病院に運ばれたことがあります。

数日間ではありますが、病院のベッドで寝たきりの状態を経験しました。

そのときに気づいたのは「入院は、悪いことばかりではない」ということです。

もちろん入院をしないに超したことはありません。

学生時代の時間は、1分1秒が貴重です。

入院しているだけ勉強が遅れ、将来にも影響します。

しかし、何らかの事情で入院することになっても、あまり深く落ち込まないでほしいのです。

入院は、当たり前の感謝に気づける機会になるからです。

健康があることの大切さ、家族のありがたさ、友人がいることの大切さなどです。

今まで気づかなかった当たり前の大切さに気づき、感謝ができるようになります。

「体のどこにも痛みがない」というだけで、本当に嬉しくなります。

また、人生を見つめ直すきっかけにもなります。

10代は、勉強一色です。

若いうちは、あまり人生のことを考える機会はないものです。

しかし、入院すれば、人生について考えざるを得ない状況になります。

「自分はこれからどうなるのだろうか」「どういう生き方をすべきか」などです。

将来と人生について、より深く考える機会になります。

その結果、自分が本当にやりたいことに気づいたり、生き方が具体的になったりすることがあります。

不謹慎かもしれませんが、私は「若いうちに入院できてよかった」と思いました。

何を食べてもおいしいと感じる体質になったのも、入院経験がきっかけです。

私は、白米だけで、おいしく食べる自信があります。

入院中に落ち込んでも、回復が遅れるだけです。

もし入院することになっても、前向きに捉え、人生を変える転機にしましょう。

10代がしておきたいこと(16)
  • 入院を、人生を変える経験に変える。
アイドルにのめり込みすぎると、現実の人を見失う。

10代がしておきたい30のこと

  1. 10代に、失敗なんてない。
  2. 20代を楽しみにすればするほど、素晴らしい10代が送れる。
  3. すべての大人が立派とは限らないことに、気づく。
  4. 立派な大人と、そうでない大人の、本当の違いとは。
  5. 10代は、コントロールは気にせず、全力だけに集中すればいい。
  6. 10代は、勉強、勉強、また勉強。
  7. 10代は、詰め込み型の勉強でいい。
  8. 急に興味が出てきた瞬間を、見逃さない。
  9. 覚えられない言い訳で逃げるのではない。
    覚えられる方法を見つければいい。
  10. 全力を出したなら、最下位でもガッツポーズ。
  11. 10代のうちなら、お金の失敗も、いい勉強。
  12. 友情は、勉強を通したほうが、築きやすい。
  13. 恥ずかしがって話しかけないことが、本当に恥ずかしいこと。
  14. 長編漫画の読破には、人生を変える力がある。
  15. 校歌の歌詞を、きちんと理解していますか。
  16. 10代の入院は、悪いことばかりではない。
  17. アイドルにのめり込みすぎると、現実の人を見失う。
  18. 恋愛成就を願うだけでは、うまくいかない。
  19. 好きな人から振られた経験のある人は、20代で強くなる。
  20. 「できない」と思っているうちは、できる可能性がある。
  21. ひどく叱られた経験は、いつまでも覚えておくもの。
  22. 10代で叱られなくなったら、最後。
  23. 両親の人物像を、完全に理解していますか。
  24. 臨機応変を身につけておかないと、ロボットのような大人になる。
  25. 1人のときに、ぼうっとするな。
  26. 若々しいおしゃれは、若いうちだから、自然に見える。
  27. サプライズ・パーティーは、本人だけでなく、計画する側も楽しめる。
  28. 10代は、祖父母ときちんと話ができる最後の時期。
  29. 葬式は、面倒でも、できるだけ出席してほしい。
  30. 裏切られてよかった。
    どれだけつらいか、よくわかったから。

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