執筆者:水口貴博

言葉遣いがうまくなる30のマナー

15

お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。

お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。 | 言葉遣いがうまくなる30のマナー

繁華街を歩いていたときのことです。

「落とし物をされましたよ」と、親切に話しかける男性を見かけました。

どうやら前を歩いている女性のカバンから、物が落ちたようです。

気づいた男性が親切に拾い、持ち主である女性に教えていた様子でした。

人間ですから、誰にでもうっかりはあります。

そこまでよかったのですが、その後が変でした。

落とし物を拾ってもらった人に「すみません。すみません」と、何度も言っていたのです。

「すみません」と言われた男性も、返事に困っている様子でした。

「すみません」は、謝るときに使う言葉です。

「手間をかけてしまい申し訳ない」という気持ちはわかりますが、ひどく迷惑をかけたわけではありません。

こういうときには、素直に「ありがとうございます」というのが正解です。

当たり前の言葉遣いでも、誤った使い方になっていることがあります。

正しい人間関係は、正しい言葉遣いからです。

お礼を言う場面の口癖を、振り返ってみましょう。

お礼を言う場面で、謝っていませんか。

恐縮すると、相手も恐縮してしまいます。

お礼を言うときには「すみません」ではなく「ありがとうございます」です。

「助かりました」という表情をしながら感謝すれば、もっと喜ばれます。

深く恐縮するより、まず明るく感謝を伝えましょう。

言葉遣いがうまくなるマナー(15)
  • お礼を言うときには「すみません」ではなく「ありがとうございます」と言う。
疑う言葉が口癖になっていると、人間関係で損をする。

言葉遣いがうまくなる30のマナー

  1. メールの送信ボックスは、自分の言葉遣いを客観視できるところ。
  2. 初対面は、試験と同じ。
    うっかり名前を忘れると、0点になる。
  3. 発する言葉が美しければ、戻ってくる言葉も美しくなる。
  4. 嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。
  5. 「考え方が間違っている」と言われたときの対処方法。
  6. 「No」より「No, Thank you.」。
  7. 会話はキャッチボールと同じ。
    投げるときより、受け止めるときが、気持ちいい。
  8. 努力を侮辱されたときに、言い返したい魔法の言葉。
  9. 口論の真の勝ち方とは、言い負かすことではない。
    相手から共感や同意を得ること。
  10. 人間関係は、出前と同じ。
    好かれるのは、せかす人より、気遣う人。
  11. 「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。
  12. 「いつもありがとうございます」と言われたとき、どう返事をしていますか。
  13. 肯定の言葉ほど、強く言う。
    否定の言葉ほど、優しく言う。
  14. 誤解されたとき、慌てないことが大切。
  15. お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。
  16. 疑う言葉が口癖になっていると、人間関係で損をする。
  17. 命令のアドバイスは、嫌われる。
    提案のアドバイスが、愛される。
  18. 自慢話をたっぷり聞くと、人付き合いの運が向上する。
  19. 長話でも、相手をいらいらさせない工夫。
  20. 難しい話が登場したときのうまい返事の仕方。
  21. 興味をそそる前置きをすると、楽しく話を聞いてもらえるようになる。
  22. 1回目のお礼は、社交辞令。
    2回目からが、本当のお礼。
  23. 名前を紹介されたときの、ベストの返事。
  24. 会話で勝とうとする人は、相手から嫌がられる。
  25. 名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。
  26. 気の利いた言葉を考えないほうが、気の利いた言葉が出る。
  27. 故事・ことわざ・四字熟語を、会話に含めすぎない。
  28. 無意識のうちに「調子が悪い」という答え方をしていませんか。
  29. 「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。
  30. ぼけっと口を開けたまま聞いているだけでは、耳から入った話が、口から抜けていく。

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