自分の顔に合うメイクを見つけるのは、究極のテーマです。
メイクの知識や技術を身につけても、肝心の「どう見せたいか」が決まっていないと、メイクのしようがありません。
適当なイメージでメイクをすると、自分らしくない様子に見られることもあるでしょう。
一般的には、プロのビューティー・アドバイザーやメーキャップ・コンサルタントに相談するのが、一番です。
客観的な目で、プロのアドバイスを聞けます。
顔立ちに応じた、具体的なアドバイスをもらえるに違いありません。
しかし、もっと身近なところで、手軽に自分の顔に合うメイクを見つける方法があります。
たとえば、顎先に明るい色を入れるべきか、暗い色を入れるべきかで悩んだとしましょう。
顎先に明るい色を入れると顔が長く見え、暗い色を入れると短く見えます。
見え方に違いはあっても、実際、どちらが自分の顔に似合うのか、判断しづらいのです。
こういうときこそ、デジタルカメラの出番です。
顎先を明るくした顔と顎先を暗くした顔で、2種類の写真を撮りましょう。
同じ位置、同じ表情で取ります。
その2枚を見比べると、客観的にどちらがいいのか判断できます。
しばらく時間を置いてから見ると、より冷静な目で確かめることができるようになります。
「おや。顎先に明るい色を入れたほうが、顔がすっきり見えるな」
「顎先が暗いほうが、ちょっと表情が悪そうに見えるな」
写真があれば見比べやすく、微妙な違いを直感的に感じることができるはずです。
はっとする発見があることでしょう。
自分に合った色、形などを見つけていくのです。
これはチークのときも同じです。
縦にチークを入れるべきか、横にチークを入れるべきか。
リキッドタイプのファンデーションと、パウダータイプのファンデーションの、見え方の違い。
シェーディングを入れたときの見え方と、ハイライトを入れたときの見え方の違い。
アイライナーでいえば、リキッドタイプとペンシルタイプの仕上がりの違い。
デジタルカメラさえあれば、その場で撮影した画像をすぐ確認できます。
単純で手軽な方法です。
ぜひ、お試しください。
デジタルカメラは、もはや化粧道具なのです。