スーツケースに関するトラブルを、何度か経験したことがあります。
飛行機が渡航先に着陸し、手荷物を受け取ろうと待っていたときのことです。
ようやくスーツケースが出てきたと思ったら、変わり果てた姿でした。
預ける前はきれいなはずだったスーツケースが、表面に傷がついていたり、へこみが増えていたりしていたのです。
明らかに乱暴に扱われたと、一目でわかる状態でした。
「おいおい。勘弁してくれよ」
クレームを言おうかと思いましたが、旅行先で次の予定があり、時間に余裕がなくて面倒でもあったので、そのままにしました。
私の場合、スーツケースに軽いへこみと傷だったからまだよかったのです。
もし、ひびが入っていたり、穴があいていたりしたら大変です。
手荷物を運ぶ際、係員が乱暴に扱ったのが原因です。
実はこうしたトラブルは、よくあるのです。
運搬作業は乱暴に扱われる場合が多いためです。
そこでスーツケースを預けるとき、こういうこと未然に防ぐ方法があります。
空港で搭乗手続きをする際、係員に「フラジャイルでお願いします」と言えばいいのです。
「FRAGILE」と書かれた目立つシールが、スーツケースに張られます。
これがあると、運搬する人は壊れやすいものが入っていることが一目でわかり、取り扱いが丁寧になるのです。
もちろん手数料を取られることもありません。
たったこれだけです。
スーツケースに傷やへこみを完全に防げるわけではありませんが、注意を促す効果があります。